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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『否定と肯定』は実際にあった、ユダヤ人歴史学者がホロコースト否認論者に訴えられた裁判を描いた作品【ネタバレあり】

否定と肯定  2016年

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再生時間:109分

否定と肯定」の見どころ

ユダヤ歴史学者ホロコースト否定論者の裁判をリアルな演出で描く。捻じ曲げられた理論でも、声高に主張すれば世間に認められるという現代の風潮に警鐘を鳴らす一作。

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否定と肯定」について

ホロコーストを扱った作品ですが、残虐さを前面に出した作品ではないので、苦しくならずに観られる映画。中だるみなし、片時も目が離せない見ごたえのある作品。

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キャスト・スタッフ
否定と肯定 l ざっくり言うと・・・
  1. 実話に基づく話
  2. 主人公デボラはユダヤ歴史学者の女性
  3. ホロコースト否定論者の老人に名誉棄損で訴えられる
  4. しかし、弁護団は主人公デボラに証言をさせない
  5. また、ホロコーストの生き残り女性にも証言をさせない
  6. ドライな戦法を取る弁護団と法廷で主張したいデボラの対立
  7. その結果は?
  • 熱中度 ★★★★★
  • 観た後の満足度 ★★★★★
否定と肯定」のあらすじ 

1994年、アメリカ。ユダヤ人女性の歴史学者・リップシュタットは、歴史家・アーヴィングが訴えるナチスによる大量虐殺はなかったという主張を否定する。アーヴィングは彼女を名誉毀損で提訴し、リップシュタットは大量虐殺を証明するために動き出すが…。

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否定と肯定」解説 ※ネタバレなし

レイチェル・ワイズが男っぽい歴史学者の女性、デボラを演じる。

ホロコーストは本当はなかったと主張する胡散臭い歴史家アーヴィングから、デボラは名誉棄損で訴えられることになる。

デボラはアメリカ在住のアメリカ人だが、アーヴィングはイギリスで裁判の申し立てをしたため、イギリスで2人は戦うことになる。困ったことに、イギリスでは原告ではなく、被告の方に立証責任が発生する。

よくわからん胡散臭い爺さんに訴えられて、それを退けるには爺さんの嘘を自分が証明しなければならない。日本人の我々からすれば「なんだそれ?」だが、イギリスではそういうことになっているらしい。

デボラの弁護団は、訴えられたデボラはじめ、ホロコーストの生存者にも証言をさせない戦略を立てる。それに納得が行かないデボラ。デボラと勝つための裁判をする弁護団との対立。

「私を感情のない人間だと思わないでほしい」と法廷弁護士のリチャードはデボラに伝える。淡々と物事を進める、このおじいさん弁護士が良い味を出している。

一方、冷静に戦略を練る事務弁護士アンソニー

スーパースマートな2人によって、着々と進められる裁判に目が離せない。

自分が言いたいことを全力で主張することだけが戦う方法ではない。戦術の勉強にもなる。本当に良い映画。

 

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