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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『17歳の肖像』は利口ぶってるけど頭パーな女子高生がバブバブおじさんに出会って、結果的に覚醒する話【ネタバレあり】

17歳の肖像 2009年

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再生時間:100分

あらすじ・考察
※ネタバレあり

ジェニーとデビッドの出会い

16歳のジェニー(キャリー・マリガン)がある日、雨の中でチェロを持ってバスを待っていると、通りがかった中年男性に声を掛けられる。怪しいと思うかもしれないけど、君のチェロが心配だからチェロだけ車に乗せて、君は車の横を並走すればいいと。

車と徒歩で並走しながら、2人は音楽の話をする。彼の名前はデビッド(ピーター・サースガード)。気を許したジェニーは車の助手席に乗り、デビッドに家まで送ってもらう。

これが出会いとなり、デビッドはジェニーに花をプレゼントしたり、両親に挨拶した上で、友人との会合にジェニーを連れて行ったりする。今まで見たことのない美術品オークションに参加させてもらったり、豪華なレストラン、コンサートに連れて行ってもらい、大人の世界に魅了されるジェニー。

デビッドの正体 その1

ある日、デビッドの友人カップルと4人で週末旅行に行ったジェニー。ジェニーはホテルで17歳の誕生日まではセックスをしないとデビッドに告げる。デビッドはそれには賛成だと言い、ジェニーのことを「ミニーちゃん」と呼ぶ。僕のミニーマウスという意味らしい…そして、デビッドはジェニーの体を見せてくれと言い、ジェニーは胸を見せる。

週末旅行で、デビッドと友人は売りに出されている家に行き、額縁に入った古地図を盗み出す。様子がおかしいと思ったジェニーだが、結局デビッドに言いくるめられて、これまで通り彼との関係を続けることにする。

ジェニーの初体験

デビッドはジェニーの17歳の誕生日にパリ旅行に連れて行く。処女のジェニーにまずはこれで慣れようと言ってバナナを差し出す。バナナにドン引きするジェニー。しかし、結局パリでジェニーはデビッドと初めてのセックスをする。

デビッドのプロポーズ

パリから戻ってから、デビッドはジェニーにプロポーズをする。ジェニーは元々優秀な高校生でオックスフォード大を目指していたが、デビッドと結婚することにし、高校をやめてしまう。それまでジェニーに対し教育熱心だった父親も、デビッドに上手いこと言いくるめられて、金持ちと結婚するならOKとあっさりデビッドとの結婚を認めてしまう。

デビッドの正体 その2

ジェニーと彼女の両親、デビッドと食事に行くことになり、皆で車に乗っていたところ、ジェニーは車のダッシュボードの中にデビッドの郵便物を見つける。封筒の宛先にはゴールドマン夫妻と書かれていた。

デビッドが既婚者だったことを知ったジェニーはディナーに行くことを取りやめ、自宅までデビッドに送らせる。ジェニーの自宅前でジェニーがデビッドを問い詰めたところ、デビッドは既婚者だったことを認める。

ジェニーは先に家に入っていた両親に説明するようデビッドに要求するが、デビッドは車で走り去って、逃げてしまう。

ジェニーが翌日、デビッドの自宅に行ったところ、デビッドの奥さんが家から出てきた。奥さんはまたか…といった感じでジェニーに対応するが、ジェニーがまだ未成年であることに驚く。奥さんは親切心で話をしましょうとジェニーを引き留めるが、ジェニーはそのまま立ち去る。

ジェニーのその後

学校をやめてしまっていたジェニーはさんざん馬鹿にした教師スタッブス先生(オリヴィア・ウィリアムズ)に頭を下げ、学校に戻れるように協力してもらう。学校に戻ったジェニーは受験勉強に励み、無事オックスフォードに合格する。大学ではウブな彼氏もでき、彼にパリ旅行に誘われたときは「死ぬほど行ってみたいわ」と演技をした。

個人的評価

映画の満足度★★☆☆☆

感想・レビュー 

女子高生とセックスしたくて仕方ないおじさんと、文化や知識を得ることに貪欲な女子高生。おじさんは女子高生に文化の香り漂う大人の世界を見せつけ、おじさんの思惑通りに女子高生はメロメロになる。

これが小娘だけでなく、頭の悪い、でも娘を使って社会にリベンジしたいソーシャル・クライマーな父親も一緒になって、おじさんにコロっと騙されてしまうのがなかなか痛い。しかもそのおじさんは、金持ちではなくて、ただの泥棒で既婚者というオチ。女好きで次々とこんな事件を起こしている常習犯。

やれやれ…

ジェニーと初めて旅行に行った日、中年太りの体に白いランニングを着て「ミニーちゃん。僕のことはバブラブって呼んで」と言うおじさんの姿にゲロ吐きそうになる。

デビッド役のピーター・サースガードは通常時からベタベタした喋り方が気持ち悪いのに、ここからさらに「おっぱい見せて」と始まる。「ミニーちゃん、バブラブ、おっぱい見せて」の3連発で100%の女性がドン引きしたであろうに、この後もデビッドを素敵なおじさまポジションで話を引っ張ろうとするので、結構きつい。

また、次のパリ旅行では処女のジェニーにバナナで練習してみようとほざく始末。ジェニーもドン引きしながらも結局、翌日はおじさんとセックスしてしまう。ジェニーの感想は「初体験なんて、どーってことねーな」ってとこだったが、それ相手がおじさんだからだよ!初体験をおじさんで済ませるとその後のセックス・ライフに悪影響を及ぼすから絶対にやめた方がいいとジェニーに教えてあげたい。

とはいえ、男で失敗しても教育があれば、やり直しは利くということで、最終的にジェニーがオックスフォードに合格してホッと出来た。女性も自分で稼げないと、変な男で失敗したときに再起不能になるわけで。それを17歳で学べたのなら、そういう意味ではラッキーだと言えるのかもしれないけど。なんだかな…

ミニーちゃん、バブラブ、おっぱい見せて、バナナで練習…なんだ、この映画。

17歳の肖像
解説

1961年、ロンドン郊外。ある雨の日、オックスフォード大学を目指す優等生のジェニーは、倍も年の離れた男性と恋に落ち、勉強漬けの日々からは想像もできなかった刺激的な世界を体感していく。監督は「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ、脚本は「アバウト・ア・ボーイ」「ハイ・フィデリティ」のニック・ホーンビィ。主演のキャリー・マリガンは第82回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。

17歳の肖像 : 作品情報 - 映画.com

キャスト・スタッフ

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