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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『3つの心 あのときもしも』は姉妹とおっさんの三角関係のお話【ネタバレあり】

3つの心 あのときもしも 2014年

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再生時間:108分

あらすじ・考察
※ネタバレあり

マルクとシルヴィの出会い

マルクは出張先のリヨンで最終列車に乗り遅れ、駅前のバーにいたところ煙草を買いに来たシルヴィを見かけ、彼女の後を追う。マルクはホテルを探していると言い、シルヴィは彼をホテルまで案内するが、マルクは結局ホテルに入らず、シルヴィと夜通し散歩をする。

翌朝、2人は次の金曜日にパリのチュイルリー公園の噴水横で会おうと約束して別れる。電話番号は交換せずに。

パリでの約束

シルヴィにはクリストフと言うパートナーがおり、彼の仕事の都合で一緒にアメリカに行くかどうか迷っていたが、マルクに出会ったシルヴィはクリストフと別れ、実家に戻る。

金曜日にシルヴィはパリのチュイルリー公園でマルクを待っていたが、マルクは途中で心臓発作を起こしてしまう。マルクが何とか公園に行ったときは、シルヴィは既に立ち去った後だった。

約束をすっぽかされて傷心のシルヴィは結局、クリストフの元へ戻り、失恋のショックの勢いでクリストフと一緒にアメリカへ行ってしまう。

ソフィとマルクの出会い

マルクの仕事は税務調査官で、パリで働いている。ある日、マルクはオフィスで泣いている女性ソフィに出会う。マルクがソフィに泣いている理由を聞くと、税金の申告漏れを指摘されたと言う。マルクは次の金曜日にソフィの店に行って、帳簿を見てあげると約束をする。

このソフィはシルヴィの妹。そうとは知らず、ソフィの元に行ったマルクはソフィと付き合うことになる。その後、マルクはリヨンへの異動願いを出し、リヨンに引っ越して、ソフィと暮らし始める。そして、2人は結婚することに。

ソフィとの生活の中で、マルクはソフィがシルヴィと同じジェスチャーをすること、シルヴィが持っていたライターをソフィが持っていたことから、ソフィがシルヴィの妹ではないかと気づき始め、実家でシルヴィの写真を見て、ソフィがあのシルヴィの妹だということを知る。

ソフィとマルクの結婚式

結婚式の日、シルヴィは飛行機が遅れて、結婚式には間に合わず、夜実家に到着し、マルクと対面する。シルヴィ、マルク、ソフィの間に微妙な空気が流れる。そしてソフィは自分が妊娠していることをシルヴィに伝える。

数年ぶりのシルヴィとマルクの再会

その後、3~4年、シルヴィはフランスに帰って来なかった。ソフィとマルクの間には息子が生まれ、何事もなく過ごしていたが、ソフィがシルヴィ40歳の誕生日と母親の60歳の誕生日パーティーを開くと言い、シルヴィをフランスに呼び寄せる。

自宅で開かれた誕生日パーティーの途中、シルヴィは意味ありげに庭へ出て、それをマルクが追う。マルクはまた意味ありげに開いている庭の小屋に入るとシルヴィがそこで待っており、2人はセックスをする。

翌朝、シルヴィ、ソフィ、マルク、息子、シルヴィたちの母親の5人で森に散歩に行った時も、シルヴィとマルクは物陰に隠れてキスをする。自宅にもどったマルクはソフィのスマホからシルヴィの電話番号を抜き出し、シルヴィに会いたいとメールを送る。

シルヴィもそれを受け入れ、2人はドライブをする。マルクはこの時初めて、パリで約束をすっぽかしてしまったのは自分が心臓発作を起こしたからだと説明する。

シルヴィは自分にとってソフィは世界で一番大切な存在だと言い、自分たちのことは絶対に言わないでくれ、バレたら死ぬとマルクに言う。

シルヴィとマルクの逃避行

マルクは2人で旅に行こうと言い、マルクとシルヴィはこっそり旅に出る。シルヴィが実家に戻ると、シルヴィの帰国予定が何日も遅れていることを心配したクリストフがやって来ており、彼を見たシルヴィは走って逃げる。クリストフは2人のことをソフィに話すと言い、シルヴィは彼に縋ってそれを止める。

シルヴィの決意

ソフィにばらされることを恐れたシルヴィはマルクからの連絡を無視するようになる。動揺するマルク。マルクが自宅に帰り、心臓がバクバクしているところへシルヴィから電話が入る。シルヴィが「アメリカに帰るわ」とマルクに伝えると、マルク、心臓発作で死亡。

手から滑り落ちたスマホを拾ったソフィは電話の相手がシルヴィだったことを知り、すべてを悟る。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー 

シルヴィとマルクがパリで約束したあの日、心臓発作を起こしていなければ… から始まる姉妹とおっさんの三角関係の話。

マルクとソフィが結婚することになった時「実はさー」でシルヴィとマルクのことを笑い話にしてしまえれば何事もなかっただろうに、シルヴィもマルクもそれをしなかったのは、いずれそうなる気満々だったってことよね。

自分が先に出会っていたとはいえ、妹の夫を寝取るってどうなの?
ソフィは世界で一番大切な存在だと言いながら、妹の夫を寝取り、それが妹にバレなきゃOKみたいな思考回路も理解しがたい。

シルヴィもソフィもマルクに出会って、それまでのパートナーを捨てて、マルクの元へ行くんだけど、当のマルクは50近いハゲたおっさんで全然説得力がない。

しかも、そこらじゅうで女性に声をかけていて、葬式は出会いの宝庫とかほざいちゃうハゲジジイ。これ、パートナーを捨てて行くほどの男か?という疑問符が最初から最後まで消えなくて、感情移入が難しい作品。

ジジイだから、最終的には自分だけ心臓発作でご臨終。姉妹にドデカいもめ事の種を残して。

これ、せめて40前後の素敵おじさんだったらまだ説得力もあったのに。

一方、母と姉妹のキャスティングは素敵。母親役はカトリーヌ・ドヌーヴ、ソフィ役はカトリーヌ・ドヌーヴの本当の娘でもあるキアラ・マストロヤンニ。キアラはカトリーヌ・ドヌーヴマルチェロ・マストロヤンニの娘。すごい美人だけど、笑うと時々、四角くて濃い顔のマルチェロ・マストロヤンニが出てくるのが不思議。美人と濃いイタリア男の顔面って共存可能なんだなと。

そして、姉シルヴィ役はシャルロット・ゲンスブール。こちら、ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンスブールの娘。

南仏の素敵な邸宅に住む母と娘たち。娘たちは母親から受け継いだアンティークショップを経営するという素敵設定。センスの良い邸宅と大女優カトリーヌ・ドヌーヴの組み合わせは、やっぱり最強。 

キャスト・スタッフ

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