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映画『(500)日のサマー』は自分大好き男のウザさてんこ盛りで、もうお腹いっぱい【ネタバレあり】

(500)日のサマー 2009年http://imgc.nxtv.jp/img/info/titspot/00003/SID0003811_fwxga.png

再生時間:95分

あらすじ・感想
※ネタバレあり

(500)日のサマー』は、主人公トムがある日、自分の会社に入社してきた新人のかわいい子サマーに一目惚れしたものの、いじいじしていたら、意外と彼女の方がグイグイで、デートしてセックスもしたけど、結局彼氏にはしてもらえなくて、距離を置かれたと思ったら、彼女が別の男と結婚しちゃった!という気の毒な童貞君の恋物語

映画はサマーと出会ってから1日目~500日目までの様子を、時系列をシャッフルして展開する構成。

話はパッとしない男、トムの目線で語られていく。これがまあ…トムはモテない君なのに自尊心だけは異常に高い。

サマーにしたら暇だったから、ちょっと童貞をつまみ食いしただけ。セックスする前にちゃんと「真剣な関係にはならないよ」って忠告したのに、本気になりがったよ、こいつ…ってとこだろう。

トムは女慣れしてないし、最初は物珍しさもあって一緒に過ごしていたが、とにかくつまらん男、ぶりっ子して微笑みかけてくる姿がイラつく、もう耐えられん…とサマーが離れていった気持ちは理解できる。

なんで、つまらないかと言うと、結局トムは自分自分!の自分大好き君。だから、話がつまらない。

最初から付き合わないよと言われてる時点で「お前はない」とはっきり言われてるのに、勝手に夢中になって、距離を置かれたらサマーが悪い。

トムは、サマーと上手く行っているときは仕事も頑張る、サマーにフラれれば仕事は手につかない、会社を何日も無断欠勤する、やっと出勤したと思ったら同僚の仕事にわざわざケチをつける、世間に八つ当たりする…等、とにかくジメジメした性格。

 トムの「自分大好き」っぷりがよくわかるセリフ(1)

サマーが自分がよく見る夢の話をし「こんなこと話したのは初めて」と言うと、トムは「僕は特別なんだねとささやく。

は?いやいや自分で言うことじゃないだろ。サマーにしたら、お前は特別じゃねーし、どうでもいい相手だから話してるんだよ(笑)ってとこだろう。

 トムの「自分大好き」っぷりがよくわかるセリフ(2)

サマーにフラれて、他の女の子とデートしている途中、「会っても無駄だ」と突然モテ男風なセリフ。しかし、相手の女の子は良い子で、サマーの愚痴を聞いてあげる。すると、トムは「僕を幸せにできるのは世界中で彼女だけだ!」と宣う。お前何様?!

そして「失敗の原因を考えた。可能性は2つ。彼女が薄情であさましい悪女かロボットのどっちかだ」と。結局、自分には全く原因がないらしい。やれやれ。

 トムの「自分大好き」っぷりがよくわかるセリフ(3)

最初からサマーに「あんたは遊び」と明言されているのに「僕たちの関係が分からない!」と騒ぎだすトム。サマーは「友達よ」と答えると、トムは「僕に言わせりゃ、立派なカップルだ!」とキレる。最初からセックスしても私たちはカップルじゃねーからとはっきり言われてるのに、今更、何言ってるんだ…頭が悪すぎる。

思い込み男怖い・・・

 トムの「自分大好き」っぷりがよくわかるセリフ(4)

バーでトムとサマーが飲んでいると、2人が連れだと思わなかったサラリーマンのおっさんがサマーをナンパする。しつこく付きまとうも、何も言わないトム。

途中でサラリーマンがトムに気づき、サマーに対して「お前の恋人はひよっこか?」と茶化すと、そこで初めてブチ切れてサラリーマンを殴るトム。当然、すぐさま殴り返される。

サマーが絡まれてるときは知らん顔してたのに、自分が侮辱されるとキレる。こういうところからも、自分>>>サマーなのがよくわかる。当然、サマーには「あなた、ぶざまだったわ」と言われる。

 まあ、そんなこんなを繰り返して、サマーはトムをスパっと切る。で、その後か前後かは不明だが、サマーは運命の相手に出会って、あっという間に結婚。

彼女の婚約を知って、ショックを受けたトムは会社を数日無断欠勤し、昼から酒を買い、酒屋の店主に悪態をつき、道行くカップルに悪態をつき、やっと出社したら、言わなくていいところで同僚の仕事にケチをつける。そして「辞めます」と言って退社。いい年した男がすることかと。

会社を辞め、しばらく家に引きこもったトムは心を入れ替え、元から希望していた建築関係の会社の面接を受けることにする。

サマーを連れて行った自分のお気に入りの場所で、サマーと偶然再会するトム。トムを気遣うサマー。会話をしながら「恋人は嫌だと言いながら、妻の座にはつくんだね」と嫌味を言うことを忘れないトム。

サマーは結婚はハプニングだと言い「何が起きた?」と尋ねるトムにサマーは「ある朝目覚めて感じたの。あなたとは違う気持ち」と断言。ひでー。絶句して、顔をそむけるトム。

トムがサマーと初めて出会った時、愛を信じないと言うサマーに、それは違う!と愛について語っていたトム(でもこの時点では童貞)が今度は、愛だの運命だのは戯言だと言い始める。イジイジしてるな、もう。

それを聞いてサマーは夫との出会いを語り、これは運命だったとまた言い切る。お互いを励まし合い、サマーに「お幸せに」と言って別れるトム。

500日目、トムは建築会社の面接に行く。面接者が待つソファで美女に会い、彼女はトムのことをトムのお気に入りの場所で見たことがあると話す。トムと美女は面接の後にお茶する約束をする。終わり。

個人的評価

映画の満足度★☆☆☆☆

サマーにしたら、来年には忘れているだろう程度のトムとの出来事なので、サマーの感情は一切描かれていない。一方、主人公トムは自分大好き君全開でうざいだけ。

中心人物2人に共感できる要素がない。これはターゲットを自分大好き君に絞った、超ニッチな恋愛映画なのだろうか? あまり一般人向けではないような。「トム、きも」で観る分には観ていられないわけではないけど。

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(500)日のサマー
解説

 運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

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キャスト・スタッフ

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