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成金青年の純愛物語『華麗なるギャツビー』は映像が素敵【ネタバレあり】

華麗なるギャツビー 2012年

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再生時間:142分

華麗なるギャツビー
解説

1974年にロバート・レッドフォード主演で映画化もされた、米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」を、「ロミオ+ジュリエット」のバズ・ラーマン監督&レオナルド・ディカプリオ主演コンビで再映画化。1920年代の米ニューヨーク、ロングアイランド。宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャツビーは、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いていた。そんなある日、ギャツビーは、隣人の青年ニックに自らの生い立ちを語り始めるが、あまりにできすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か隠し事をしていると直感する。やがてギャツビーは上流階級の令嬢デイジーに心ひかれていくが……。ニック役のトビー・マグワイア、デイジー役のキャリー・マリガンらが共演。第86回アカデミー賞で衣装デザイン賞と美術賞を受賞。

華麗なるギャツビー : 作品情報 - 映画.com

受賞について

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キャスト・スタッフ
バズ・ラーマン監督
作品一覧

1992年  ダンシング・ヒーロー
1996年  ロミオ+ジュリエット
2001年  ムーラン・ルージュ
2008年  オーストラリア
2013年  華麗なるギャツビー

あらすじ

宮殿のような豪邸に暮らす、謎めいた男がいる。彼の名は、ジェイ・ギャツビー。どこから来たのか?どうやって大富豪になったのか?仕事は何をしているのか?いったい何のために、毎夜のように豪華絢爛なパーティーを開くのか?誰一人その答えを知らない。「真実を話そう」と、ギャツビーは隣人のニックに、自らの生い立ちを打ち明ける。裕福な名家に生まれ、ヨーロッパで宝石や名画に囲まれた贅沢な暮しを送った。戦争では数々の勲章を受けて英雄となり、両親が亡くなった今は天涯孤独の身……。出来すぎた話に、「彼は何かを隠している」と直感するニック。やがて、耳を疑う噂と危険な人脈、そして上流社会の女性との禁じられた恋が、少しずつギャツビーの華麗な仮面をはがしていく。ギャツビーがこの街にやって来た、本当の目的は?果たして、彼が人生のすべてをかけたとは――?

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ストーリー ※ネタバレあり

ギャツビーの生い立ちとデイジーとの出会い

ノースダコタの貧しい農家に生まれ、野心を抱いて16歳の時に家を出た男、キャツビー。偶然、彼はヨットで遭難しそうになっている酔っぱらいの億万長者を救助する。ギャツビーは彼から上流階級の所作を学び、5年間かけて億万長者と共に世界中を旅した。その億万長者が死亡し、また貧乏になったギャツビー。彼は軍に入り将校となって、良家の子女デイジーと出会い、恋に落ちる。

ギャツビーとデイジーの別れ

しかし、戦争で2人は離ればなれに。戦争が終わっても、ギャツビーは無一文だったため、デイジーの元に戻らなかった。デイジーは彼を待ちきれず、良家の子弟トムと結婚することに。結婚式の日、ギャツビーから手紙が届き、結婚式を取りやめようとするデイジーだったが、家族に止められ、そのままトムと盛大な結婚式を挙げる。

デイジーとトムの結婚生活

新婚旅行から帰って来たデイジーはもともと気が変わりやすい性格ゆえ、トムにメロメロになっていた。が、一方、トムは結婚直後にホテルのメイドを車に乗せていたところ交通事故に。この後もトムの浮気癖は続き、デイジーが出産した日も女のところにいるような始末。その後、トムは車の修理工ジョージの妻マートルを愛人にしている。そんなトムとデイジーは昔ながらの高級住宅地イースト・エッグに住んでいる。

ギャツビーの計画

トムとデイジーの邸宅と遠く湾を挟んだ向かいに、金持ちになったギャツビーは城を立てて、週末ごとにド派手なパーティーを開いていた。そのギャツビーの隣に住むのが、ニック。ニックはトムとイエール大学の同窓でもあり、デイジーのいとこでもある。ある日、ニックはギャツビーからパーティーの招待状を受け取り、彼と交流が始まる。パーティーに来ていたデイジーとトムの友人、女子ゴルファーのジョーダンはデイジーとトムの結婚前からデイジーと交流がある。パーティーで、ジョーダンはギャツビーに呼び出され、デイジーとの過去を知らされ、彼女もギャツビーのことを思い出す。ギャツビーはジョーダンを介して、デイジーのいとこであるニックにお茶会を開いて、偶然を装ってデイジーと再会を果たせるようセッティングしてほしいと頼み、迷いながらもニックはそれを引き受ける。

ギャツビーとデイジーの再会

ニックの家で開いたお茶会の日、デイジーとギャツビーは5年ぶりの再会を果たし、2人は失った時間を取り戻す。その後、ギャツビーはトムとデイジーをパーティーに招待するが、その日を境にギャツビーは毎週行っていたパーティーを開くのをやめた。これまでのド派手なパーティーは全てデイジーに自分の成功を見せるためのものだったのだった。その後、デイジーとギャツビーは愛人関係となり、ギャツビーはデイジーとの生活を望み、デイジーもそれを受け入れる。

ギャツビーとトムの対決

ギャツビーとデイジーはトムと今後の話をするため、ニックとジョーダンを立ち合い人にして、トムの屋敷で話し合いの場を設けることに。しかし、なかなか言い出せないデイジーとギャツビー。5人はそのままニューヨークのホテルに移動する。そこで、しびれを切らしたギャツビーはトムに「デイジーは僕を待ちきれなくて、お前と結婚したんだ。お前を愛したことなんか1度もない」と告げ、デイジーにも「あなたには愛がなかった」とトムに言わせる。トムはデイジーに「本当に一度もか?」とデイジーに詰め寄り、板挟みになったデイジーは「トムのことも愛していた」と言い出し、ギャツビーには「あなたは求めすぎ。愛している。でも過去は変えられないのよ」と言ってしまう。ギャツビーといたい気持ちはあるが、迷いのあるデイジー。トムはギャツビーの仕事は株式市場の捜査と密造酒を売ることで儲けていることをデイジーに暴露し、「お前と私たちは生まれが違う。お前が何をしようと、何を言おうと、夢を見ようとそれは変わらない」とギャツビーを挑発し、ギャツビーはキレて、鬼の形相でトムに殴りかかってしまう。その様子を見てドン引きしたデイジーはホテルの部屋を飛び出す。

死へのドライブ

ホテルから家への帰り道、デイジーが運転し助手席に座るギャツビー。途中、トムの愛人の家(車の修理工の家)の前を通ったところ、車に乗っているのがトムだと思った愛人が車の前に飛び出してきて、そのままデイジーはトムの愛人を跳ねてしまうが、2人はそのまま走り去ってしまう。その後、トムとニック、ジョーダンが現場に通りがかったところ、3人は事故を知る。トムは死んだ自分の愛人の修理工の夫に、車を運転していたのはギャツビーだと告げ、妻の愛人もギャツビーだということにしてしまう。

デイジーの心変わり

家に帰ったデイジーを庭から見守るギャツビー。ギャツビーはそこにやって来たニックに事故の顛末を語る。デイジーが心配なギャツビーはそのまま見張っているが、その場を立ち去ったニックはトムとデイジーが一緒に街を出ようとしていることを知ってしまうが、それをギャツビーに言えなかった。その日の夜、ギャツビーは自分の本当の生い立ちをニックに語り、デイジーの結婚式の日に届いたギャツビーの手紙は「自分は文無しだから、成功するまで待っていてほしい」という内容だったことを明かした。

最期の日

朝になり、仕事に行くニック。
デイジーからの電話を待つギャツビー。電話が鳴り、デイジーからの連絡だと喜ぶギャツビー。その時、ギャツビーが自分の妻を愛人で、彼女を殺したと思い込んでいる車の修理工に背後から撃たれて死んでしまう。しかし、その電話はデイジーからではなく、ニックからの電話であった。

ギャツビーが死んでも誰も葬式にも来なかった。デイジーは葬式に来ないだけでなく、花すら送らず、トムと娘と共に他の街へ旅立って行く。トムは自分が修理工から妻を寝取った罪をギャツビーになすりつけ、デイジーは修理工の妻をひき殺した罪をギャツビーになすりつけて、すったもんだしながらも2人は何食わぬ顔で元の生活に戻っていた形。自分を守るためなら、他人に罪をなすりつけることも厭わない富裕層の俗悪さと成金青年の純情を対比させた作品。

個人的評価

熱中度★★★★☆

映画の満足度★★★★☆

感想・レビュー

絢爛豪華な世界に生きる成金青年の意外にもピュアな恋愛。成功も派手さもすべては彼女のため。でも、相手の女性は再会した時には既に守りに入るお年頃だったのかも。20代の5年は大きい。ギャツビーがデイジーと再会する日に、ギャツビーがニックのこじんまりした家の中を室内をランの花で埋め尽くして、場違いな感じにしてしまうところや、純情少年のようにあたふたする姿が可愛い。

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