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やっぱり難解。ゴダール作品『彼女について私が知っている二、三の事柄』【ネタバレあり】

彼女について私が知っている二、三の事柄 1966年

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再生時間:86分

彼女について私が知っている二、三の事柄について

なぜ主婦はパリで売春するのか?ヌーヴェル・ヴァーグの鬼才ゴダールが資本主義社会を批判する異色作
パリ郊外の新興団地に住む主婦が、光熱費などの高騰によって売春せざるをえないという調査書を元に、ジャン=リュック・ゴダール監督が女性たちの日常を淡々と描写。その姿を通じて資本主義社会の歪みを批判する。

彼女について私が知っている二、三の事柄||洋画専門チャンネル ザ・シネマ 

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彼女について私が知っている二、三の事柄 あらすじ

彼女……バカンスの中に気だるく眠るパリ。一九六六年の八月のパリは、バリケードも、投石も、火焔瓶もまだ知らず、やがてくる激動をそのまま負に裏返した ように、人気もない、奇妙な静寂の中にいた。このたゆとう眠りの中でいま動いているのは、新首都圏拡張整備計画にもとずく公団住宅地帯の建設を進行する、 ブルドーザーの音だけだ。低く聞えてくるゴダールのコメンタリーをぬってジュリエット(M・ヴラディ)の生活が示される。彼女はパリ郊外の公団住宅に住む 人妻。夫のロベール(R・モンソレ)はガソリン・スタンドに勤め、月給は八万そこそこ。子供は二人、息子のクリストフ(C・ブルセイユ)と娘のソランジュ (M・ブルセイユ)の幼ない兄妹。夫のロベールは無線好きで、今朝も友人のロジェ(J・ナルボニ)と一緒に、無線の受信に夢中になっていた。ジュリエット は売春をしている。昼間、ジェラール氏(J・ジェラール)のいる売春宿に出かけ、そこを託児所がわりに子供を預け、買物に歩いたり、行きつけのキャフェで 男を探したりする彼女。若い男(Y・ブネイトン)を安ホテルへつれこみ、一仕事をする彼女。その後で、ヴォグという店で、気に入ったワンピースを買い、美容院に出かける彼女。その美容院に勤めるマリアンヌ(A・デュペレイ)に、ちょうどその時、アメリカ人(R・レヴィ)から電話が入り、遊びにいこうと誘わ れる。マリアンヌと出かけることにしたジュリエットは、夫を近くのキャフェに待たせる手筈をととのえて、アメリカ人のいるホテルへ。パリには、ベトナム帰りの米兵やジャーナリストが大勢いて、彼等はジュリエットが想像もしないような大金を彼女たちに払う。ジュリエットとマリアンヌは、頭にトランス・ワールド・アメリカ航空とパン・アメリカンの航空バッグをそれぞれかぶり、室内を歩きまわる。その間、ロベールはキャフェで隣のテーブルに座りあわせた女の子と セックス談義。また、近くのテーブルでは、女学生(B・ジャンソン)と作家(J・P・ラヴァルヌ)が、盛んに社会問題などについて論議中。やがてジュリエットとロベールは、そろってアパートに帰還。夜、子供をねかしつけた二人は、ベッドに入る。そして、二人は口論をくりかえしながら、読書をつづけてい る。静かに、ゴダールの声でナレーションかかぶる。「……私はゼロの地点までもどった。そこから出発するべきなのだ。」

UNIFRANCE

キャスト・スタッフ
ジャン=リュック・ゴダール監督
作品一覧

1960年 勝手にしやがれ
1963年  小さな兵隊
1961年 女は女である
1962年 女と男のいる舗道
1963年 カラビニエ
1963年 軽蔑Le
1964年 はなればなれに
1964年 恋人のいる時間
1965年 アルファヴィル
1965年 気狂いピエロ
1966年 男性・女性
1966年 メイド・イン・USA
1967年 彼女について私が知っている二、三の事柄
1967年 中国女
1967年 ウイークエンド
1968年 ワン・プラス・ワン
1968年 あたりまえの映画
1968年  あたりまえの映画
1969年  たのしい知識
1970年  ブリティッシュ・サウンズ
1970年  プラウダ (真実)
1970年  東風
1970年  イタリアにおける闘争
1971年  ウラジミールとローザ
1972年  万事快調
1972年  ジェーンへの手紙
1972年  ワン・アメリカン・ムービー
1980年 勝手に逃げろ/人生
1982年 パッション
1983年 カルメンという名の女
1985年 ゴダールのマリア
1985年 ゴダールの探偵
1987年 アリア
1987年 ゴダールリア王
1987年 右側に気をつけろ
1990年 ヌーヴェルヴァーグ
1991年 新ドイツ零年
1993年 ゴダールの決別
1995年 JLG/自画像
1996年 フォーエヴァー・モーツアルト
1998年 ゴダールの映画史
2001年 愛の世紀
2004年 アワーミュージック
2010年 ゴダール・ソシアリス
2014年 さらば、愛の言葉よ
2018年 イメージの本

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

ヌーヴェルバーヴの巨匠の一人、ゴダール監督作品。庶民的な主婦のカジュアルな売春の様子と彼女の心の内を描く。映像はおしゃれ。難解。主人公の思いが独り言のように綴られて行くのだが、何を言いたいのか?と考えながら観ているとドツボにハマる。5回くらい観ないと、理解できなそう。

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