人生はビギナーズ 2010年
再生時間:103分
人生はビギナーズについて
「私はゲイだ」父が75年目に明かした真実が、僕の人生を大きく変えた。
本年度アカデミー賞助演男優賞受賞(クリストファー・プラマー)ほか48賞ノミネート、27賞受賞!人生の“初心者”たちが紡ぐ、希望の物語。ユアン・マクレガー×クリストファー・プラマー×メラニー・ロラン、豪華キャスト陣が贈る、人生悲喜こもごも
主人公を演じたのは近年『ゴーストライター』でその演技力が高く評価されたユアン・マクレガー。父の人生に感化され、自身も少しずつ変化していく主人公の繊細な心情を見事に演じ切った。そして次世代を担う注目の女優・メラニー・ロランの誰もが胸を掴まれてしまう愛くるしい表情。恋に落ちた初々しい2人の関係が愛おしく描かれる。さらに名優・クリストファー・プラマーのユーモアに溢れた生き生きとした演技は圧巻。そして愛犬・コスモの見事な演技力が脇を固め、物語を希望の光で包みこんでいく。
本作の監督をつとめたマイク・ミルズのプライベートストーリーを映画化
『サムサッカー』で監督デビューを飾った世界的アーティスト、マイク・ミルズ監督が、「父の人生を通して自分の殻を破ること、誰かと共に生きることを最も表現したかった」と語り、その死からわずか5カ月で、脚本を練り上げた。
受賞について
キャスト・スタッフ
- (オリヴァー)ユアン・マクレガー
- (ハル)クリストファー・プラマー
- (アナ)メラニー・ロラン
- (アンディ)ゴラン・ヴィシュニック
- (ジョージア)メアリー・ペイジ・ケラー
- (オリヴァー(少年時代))キーガン・ブース
- (エリオット)カイ・レノックス
- 監督 マイク・ミルズ
- 脚本 マイク・ミルズ
マイク・ミルズ監督
作品一覧
2005年 サムサッカー
2007年 マイク・ミルズのうつの話
2010年 人生はビギナーズ
2016年 20センチュリー・ウーマン
人生はビギナーズ
あらすじ
息子のオリヴァー(ユアン・マクレガー)に、ゲイであることをカミングアウトしたハル(クリストファー・プラマー)。妻に先立たれ、自身もガンを宣告されるが、父は75歳にして新たな人生をスタートさせる。一方、オリヴァーは38歳になっても、内気な性格からなかなか恋をすることができない。しかし父が亡くなった後に仲間から呼び出されたパーティーで、運命の女性アナ(メラニー・ロラン)と出会い……。
ストーリーと解説
※ネタバレあり
アラフォーこじらせ男のオリヴァー(ユアン・マクレガー)は母の死後、父に自分はゲイであると告白される。癌に侵されつつも、人生の最後を自分の生きたいように自由に生きた父親。
父親の死後、オリヴァーは父親の犬アーサーと暮らし始める。父の死後、友人に連れられて行ったパーティーで女優アナ(メラニー・ロラン)と出会う。2人は何となく付き合い始め同棲を始めるが、こじらせ男のオリヴァーはその関係をも自ら壊してしまう。
その後、失ったものの大きさに気づいたオリヴァーはアナを迎えに行くという話。ストーリーとしては面白い展開があるわけではないが、ゲイをカミングアウトした父親との関係、エキセントリックな母親とそのトラウマから、女性と上手く関係が築けないオリヴァーとその恋人アナと犬の関係をゆるく眺める映画。 オリヴァーと犬アーサーとの会話がすごくいい。
個人的評価
映画の満足度★★★★★
感想・レビュー
心がちょっと痛くなって、超ハッピーってわけじゃないけど、今ある幸せを淡々と受け入れる姿をいいなと感じられる映画。父親のインパクトが強すぎて、恋人とのエピソードに入るとやや失速するけど、最後はほわっとした気持ちになれる。音楽も映像もおしゃれ。
人生はビギナーズ
印象に残るセリフ(名言)
・仮想パーティーでフロイトに扮したオリヴァーのセリフ
犬に命じると自分が偉く感じる?支配欲?
・キャミソールが何か分からずに、アナに素直にそれを聞くことができなかった時のオリヴァーのセリフ
僕は奇妙な動物たちに育てられた
質問するとイヤがるから、推測してばかりいた
・アナとの関係について、犬のセリフ
この気持ちが続くといいね
「人生はビギナーズ」(洋画 / 2010年)の動画視聴・あらすじ | U-NEXT