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3組の男女の初恋を同時に描いたおしゃれ映画『ローラ』【ネタバレあり】

ローラ 1961年

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再生時間:88分

ローラ
解説

 フランスの名匠ジャック・ドゥミが1961年に発表した長編デビュー作で、初恋の男性を待ち続ける踊り子ローラを中心に繰り広げられる恋愛模様を情緒豊かに描いた名作ラブストーリー。フランス西部の港町ナント。キャバレーの踊り子として生計を立てるシングルマザーのローラは、7年前に姿を消した恋人ミシェルの帰りを未だに待ち続けていた。ある日彼女は、幼なじみの青年ローランと10年ぶりに再会する。ローランは初恋相手であるローラへの変わらぬ思いを確信し、彼女に愛を告白するが……。ローラ役に「甘い生活」のアヌーク・エーメ。

ローラ(1960) : 作品情報 - 映画.com

キャスト・スタッフ
  • ジャック・アルダン
  • アヌーク・エーメ
  • マルク・ミシェル
  • コリンヌ・マルシャン
  • 監督 ジャック・ドゥミ
ジャック・ドゥミ監督
作品一覧

1961年 ローラ
1962年 新・七つの大罪より「淫乱の罪」
1963年 天使の入り江
1964年 シェルブールの雨傘
1966年 ロシュフォールの恋人たち
1968年 モデル・ショップ
1970年 ロバと王女
1971年 ハメルンの笛吹き
1973年 モン・パリ
1978年 ベルサイユのばら
1982年 都会の一部屋
1985年 パーキング
1988年 想い出のマルセイユ

ジャック・ドゥミ監督について

1931年6月5日、フランスのロワール・アトランティック県ポン・シャトー生まれ。子供の頃から人形劇を自作自演してみたり、幻燈を作ったりしながら、ごく自然に映画の世界へと導かれてゆく。49年にパリに出て、写真映画学校に通った後、フランス・アニメーションの父、ポール・グリモーらの助監督をつとめる。56年に短編処女作「ロワール渓谷の木靴職人」を撮り、以後59年までに5本の短編作品を手掛ける。60年に待望の長編処女作『ローラ』を発表。低予算ながら、後のドゥミ映画の要素を凝縮した作品で、「ヌーヴェルヴァーグの真珠」と称えられる。62年1月9日に女流監督アニエス・ヴァルダと結婚。63年には、忘れがたい名作『シェルブールの雨傘』を発表。64年カンヌ映画祭グランプリを受賞し、世界的に大ヒットした。本作主演のカトリーヌ・ドヌーヴもこの作品によって、一躍その美しさ、才能が知られるようになる。ついでドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの姉妹主演の『ロシュフォールの恋人たち』(66)を監督。69年には初のアメリカでの作品『モデル・ショップ』を撮る。79年には池田理代子原作のコミック『ベルサイユのばら』を撮るが、フランスではいまだ未公開であり、幻の作品となっている。『都会のひと部屋』(82)ではあらたにドミニク・サンダをヒロインに迎え、故郷ナントを舞台にしたミュージカルを撮る。遺作となった『想い出のマルセイユ』では、長年ドゥミとの仕事を切望していたイヴ・モンタンを主演に迎える。1990年10月27日、映画に包まれたその生涯を閉じる。享年59歳。

ジャック・ドゥミ、映画の夢

ローラ
あらすじ

 ヌーヴェル・ヴァーグ左岸派を代表するジャック・ドゥミの監督デビュー作
フランス西部の港町ナントでキャバレーの踊り子として生計を立てるシングルマザー・ローラは、7年前に姿を消した初恋の男性・ミシェルずっと待ち続けていた。ある日、彼女に幼い頃から思いを寄せる青年・ローランと10年ぶりに出会い、愛を告白されるが…。

「ローラ」(洋画 / 1961年)の動画視聴・あらすじ | U-NEXT

登場人物とストーリー
※ネタバレあり

ローラ(アヌーク・エーメ)
息子イヴォンと暮らすシングルマザー。職業は踊り子。初恋の相手でもあるイヴォンの父親ミシェルとの再会を待っている。

アメリカ人水兵のフランキーとは一時的な男女の関係あり。理由はミシェルに似ていたから。

ローラの本名はセシル。街で偶然、幼馴染のローランと再会し、イヴォンの父親ミシェルを待ち続けていることを話す。ローランに好意を示されるが、フランキーと街を出ると嘘をついてローランに諦めさせるが、後日、それが嘘だったことをローランに打ち明ける。

別の街でまた踊り子をするために、店を後にしようとしたところ、イヴォンの父親ミシェルが店にやって来て、感動の再会。ミシェルの車に乗って、次の街へ行く。

ローラン(マルク・ミシェル)

ローラの幼馴染。ローラに恋をしており、ローラの家からフランキーが出てくるのを見て嫉妬する。ローラに気持ちを打ち明けるが、フラれてしまう。

本屋でデノワイエ夫人と娘の女子中学生セシルと出会い、自分が使っている仏英辞典をセシルにプレゼントする。その後もデノワイエ夫人の家に夕食に招かれる。

後日、セシルが家出をし、シェルブールにある理容師をしている伯父(本当はセシルの実父)の家に行ってしまったとデノワイエ夫人から聞かされる。

フランキー(アラン・スコット

アメリカ人水兵。ローラと男女の関係あり。

女子中学生セシルとは本屋で出会い、数日後に再会した時に2人で移動遊園地で遊び、そのまま汽車に乗って、シェルブール経由で帰国の途につく。セシルの初恋の相手。

 セシルの家出は伯父の家に行くのが目的ではなく、フランキーを追って行ったものと思われる。

ローラ
印象的なセリフ(名言)

デノワイエ夫人の家で、娘のセシルとローラントとの会話。

セシル
なぜ初恋はいつまでも残るの?

ローラン
初恋の気持ちは二度と持てない。同じようには。

セシル
変わるの?

ローラン
そう。

セシル
じゃ、飛びつくべきね。

個人的感想

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

ミシェルを忘れられず7年待ち続けるローラ、幼馴染のローラに対するローランの想い、大人でカッコいい水兵フランキーに憧れるセシル。3組の男女の初恋物語が同時に進行する。

結果的には、ローラは初恋が成就、ローランは初恋に敗れ、セシルは初恋に挑みに行く…ヌーヴェルヴァーグ感たっぷりのおしゃれ映画。

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