マーシュランド 2014年
再生時間:104分
マーシュランド
解説
スペインの映画賞の最高峰であるゴヤ賞で、作品賞や監督賞などを受賞したミステリー。1980年のスペインを舞台に、少女強姦殺人事件を追い掛ける2人の刑事が事件の背後にあるさまざまな闇を目の当たりにする。メガホンを取るのは、『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班』のアルベルト・ロドリゲス。『アイム・ソー・エキサイテッド!』などのラウール・アレバロとアントニオ・デ・ラ・トレらが結集する。緊張感に満ちあふれた物語とタッチに圧倒される。
キャスト・スタッフ
マーシュランド
あらすじ
少女連続殺人事件と、明かされる町の秘密…。ゴヤ賞10部門受賞の衝撃ミステリー
1980年、アンダルシア地方の湿地帯の町。祭りの最中に行方不明となった少女ふたりが変死体で発見され、若いペドロと経験豊かなフアンの刑事コンビが捜査を担当。だが差別や汚職など町にはびこる“悪意”が彼らの行く手を阻み、またひとり少女が姿を消す…。
ストーリー・考察
※ネタバレあり
スペインの湿地帯の町で少女が拷問され、変死体で見つかる。他にも行方不明の少女が2人。捜査をする刑事2人。
彼女たち全員と関係があったイケメンがおり、彼は少女たちを貸別荘のような宿に連れて行き、ことが終わると少女たちを縛り、その後別の男が入って来て・・・。イケメンは自分に好意を寄せる少女たちを中年男や老人に売っていた。
そして、その様子を映した写真が変死体で見つかった少女の部屋から見つかった。殺人事件については、その宿の警備をしている男が小児性愛者で、この男がイケメンに売られた少女たちを殺した犯人ということで一旦終わるが、最後に彼女たちが男とベッドにいる写真を撮っていた男が刑事の1人?と思われるシーンが差し込まれ、もしかしたら刑事が真犯人なのか?と、ぼわっとした形で終わる。
ただ、この刑事が犯人と仮定すると辻褄が合わないシーンが複数出てくるので、おそらく殺人事件の犯人は警備員だと思われる。だとすると、最後の思わせぶりな写真のシーンは、刑事は殺人の犯人ではないけど、買春してたおっさんの一人だよってことを言いたかっただけってこと?と、とにかく中途半端なモヤモヤが残る作品。
個人的感想
映画の満足度☆☆☆☆☆(星ゼロ)
感想・レビュー
最後の刑事の写真にモヤモヤして、何度か観かえしてしまったが、結局犯人は警備員の男だと思われる。あの思わせぶりな写真は一体何がしたのかったのだろう。こういう後味の悪さは不愉快。