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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『プライド&グローリー』はご都合主義的な正義は勝つ映画【ネタばれあり】

プライド&グローリー

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再生時間:130分

登場人物

長男フラニー(NY31分署署長)
ノア・エメリッヒ
病気の妻を抱えている。子供あり。

次男レイ(刑事)
エドワード・ノートン
過去の事件で脛に傷あり。組織のため、大陪審で偽証。そのことが原因で妻とは別居状態

父(NY市警の高官)
ジョン・ヴォイト

娘婿ジミー(麻薬取締班の汚職警官)
コリン・ファレル
ラニーとレイの妹ミーガンの夫。汚職警官。自分の班の部下たちと組んで、麻薬の売人たちからピンハネしている。

ジミーの部下たち(麻薬取締班の汚職警官)

・ケニー

・エディ

・サンディ 他4人

あらすじ・考察
※ネタバレあり

警察高官の父を筆頭に長男フラニーは署長、次男レイは刑事、娘婿ジミーも警察官という警察一家。次男レイは過去に組織のために大陪審である事件の偽証をし、それを苦にして現在は閑職についている。そのことが原因で妻とも別居状態。

ワシントンハウス事件

ある日、麻薬取締班が麻薬の売人の部屋にガサ入れに行ったところ、銃撃戦となり4人の捜査官が殉職してしまう事件が起きる(ワシントンハウス事件)。警察官が殉職した事件のため、警察高官の父親はレイに事件の捜査を担当させる。過去の事件のトラウマから立ち直っていないレイだったが、しぶしぶ捜査を引き受けることに。

事件の黒幕は娘婿ジミー

警察一家の娘婿ジミーは部下のケニー、エディ、サンディ、他4人と共に麻薬の売人から売上をピンハネし、私腹を肥やしていた。ジミーたちと取引している元締めはテーゾ。

しかし、ジミーは別の売人カサードと手を組み、金をもらい、テーゾを殺害する計画を企てる。ジミーは、ジミーの部下たちに取り締まりを装ってジミーを射殺する予定だったが、銃撃戦となりジミーの部下たちが死に、テーゾは逃げてしまった。

ジミーたちは自分たちの悪事がバレないよう、テーゾが乗って逃げたと思われる車とテーゾに殺されたと思われる運転手の死体を見つけるが、車に灯油をかけて燃やし、証拠隠滅を図った。

部下サンディの正体

レイはテーゾの恋人から、テーゾがサンディという警察官と仲間だという話を聞きだす。レイは兄フラニーにサンディという警察官を知っているかと尋ねるが、フラニーは知らないと嘘をつく。

その後、フラニーはサンディを問い詰める。すると、サンディは実はテーゾの親戚で、ガサ入れの情報を事前にテーゾに流し、テーゾを逃がそうとしていたことを認めた。

そして、ジミーの指示でテーゾを殺して、テーゾの金を奪う予定だったこと、他の4人の仲間の死は予定外だったことを話す。

売人と麻薬取締班の癒着は皆知っている。知らないのは署長だけだとサンディはフラニーに言った。フラニーはサンディを解雇した。

ジミー、テーゾを拷問

そんな中、ジミーの新しい取引相手の売人カサードは、ジミーにテーゾを消すよう迫り、ジミーたちはテーゾの居場所を追う。一方、ワシントンハウス事件の捜査担当の次男レイもテーゾの居場所を追っていた。

ジミーたちはテーゾの親分の家に行き、そこにいた赤ちゃんにアイロンを押し付けようとしてテーゾの居場所を聞き出し、テーゾの隠れ家に向かう。同じ頃、レイも情報源からテーゾの居場所を知り、テーゾの隠れ家に向かったところ、ジミーたちがテーゾを拷問しているところ発見する。

レイがテーゾを救助しようとすると、ジミーはレイの拳銃を使って、テーゾを射殺した。そしてジミーはレイに「あんたが先に現場に着いたが、テーゾが抵抗したので射殺したと言え」と言う。

自分の立場を守りたい兄フラニ

レイはフラニーにジミーの件を訴えるが、フラニーはジミーの件がバレると、自分の組織統制力を問われることから、ジミーの事件を隠蔽しようとする。

そんな中、警察を解雇されたサンディは三流紙に警察と売人の癒着をタレ込み、罪悪感にかられ記者の車の後部座席で自殺する。

警察はワシントンハウス事件で死亡した麻薬取締班4名とサンディに罪を擦り付けて、事件の幕引きを図ろうとする。

踏んだり蹴ったりの次男レイ

同時に警察では内部調査が始まった。内部調査の取り調べでレイは「俺は撃ってない。でも撃った人間が誰かは言わない」と供述を拒否。一方、ジミーは撃ったのはレイだとしレイに罪を着せようとする。

レイは父親の元を尋ね、ジミーの作り話を信じるのか?と問い詰める。しかし、父親はレイが自分に相談をしなかったことをなじる。

レイはジミーはヤクの売人と手を組んでいて、兄フラニーはそれを見て見ぬふりをした。そして俺は最低限のことしか内部調査官に話してはいないと父親に話すが、父親はジミーの話に合わせておけばよかったんだとレイを責める。

そして、父親は警察組織が崩壊することと家族の名が汚れることを恐れ、自分が筋書きを考えるから、それに合わせろとレイに命令する。

兄フラニーの覚醒

そこへ、現れたフラニー。フラニーは病気の妻に「私たちが知っているあなたでいて」と言われ、自分が仕事を失ってでも、正しく振舞うことを決意し、父親に「この件は俺が片づける。俺とレイでジミーを逮捕する」と言って、フラニーとレイは父親の家を出る。

部下エディとケニーの暴走

その頃、ジミーの部下エディとケニーは、売人からいつも金を巻き上げている食料品店に行き、金のないエディは店主のペペを脅し、金を巻き上げようとする。

もう止めようと言ったケニーは店には入らず、車の前で待っていたが、街のチンピラの集団が近くにいたので、エディを店の中に迎えに行こうとしたところ、店主ペペがエディを射殺。

慌てたケニーは客をすべて店から出すが、1人の若者を過って射殺してしまう。騒動を店の外から見ていたチンピラたちが暴動を起こしそうになったので、ケニーは人質を取って店に立てこもった。

この件を聞いて、フラニーはケニーの現場へ、レイはジミーを逮捕しにジミーがいるバーに向かった。その後、フラニーはケニーを説得し、ケニーを逮捕する。

レイ vs ジミー

一方、ジミーを見つけたレイは、バーにいた客を全て店から出し、ジミーに拳銃を置けと言い、自分もバッジと拳銃を置いて、2人で突然、殴り合いを始める。ジミーにビリヤード台で首を絞められそうになったレイはビリヤードの球でジミーの頭をこつんとやり、ジミーが倒れる。ジミーに手錠を掛け、路上を歩いていると、ケニーの事件で暴徒化しているチンピラたちに出くわしてしまう。

チンピラに囲まれたジミーは抵抗をやめ「妻に愛していると伝えてくれ」と言い、チンピラたちに袋叩きに遭う。(その後、おそらく死亡)

正義を貫いたフラニーとレイ

ケニーの立てこもり現場にいるフラニーの元にレイがやって来て、レイとフラニーは共に帰宅。後日、正装をしたフラニーとレイ、そして父親は大陪審の法廷に向かう。終わり。

個人的評価

映画の満足度★★☆☆☆

感想・レビュー 

ジミーがクズっぷりにイライラするが、最終的に街のチンピラにリンチに遭って死亡という形で決着する。父親の長男びいきがひどく、次男レイがあまりに気の毒だが、最後は正しいレイに導かれて長男フラニーも正しい道を選び、めでたし、めでたしで終了する映画。

ジミーが売人と手を組んでいるのも「あいつら、1週間で俺らの年収を稼いでいるんだぞ。チックショー」という、あまりに単純な理由でヤレヤレという感じ。

麻薬の 売人という一般的な「悪」とは別に、警察内部の汚職警察官という新たな「悪」を作って、これを正義の警察官たちがやっつけると言うお話。そして、それが娘婿 vs 兄弟という構図。

でもこれ、相手が娘婿だから悪人一人を切り捨てて、自分たちは正義を守ったぜ!と言うストーリーが成り立っただけ。

もし、ジミーが本当の兄弟だったら「身内だけどきちんと罰して、正義を貫いたぜ。正義万歳!」の終わり方には絶対ならなかったでしょ。

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キャスト・スタッフ

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