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『パルプフィクション』はどうでもいい会話を楽しむための映画【ネタバレあり】

パルプフィクション 1994年

 

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再生時間:154分

パルプフィクションについて

 クエンティン・タランティーノが「レザボア・ドッグス」に続いて手がけた監督第2作で、1930~40年代のアメリカで流行した大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、3つのエピソードが交錯する斬新なスタイルで描いたクライムドラマ。ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返す。また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出すが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまう。一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるが裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図る。出演はジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソンユマ・サーマン。当時キャリアが低迷していたトラボルタは本作で一気にスターの座に返り咲いた。第47回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、第67回アカデミー賞脚本賞を受賞。

パルプ・フィクション : 作品情報 - 映画.com

受賞について
キャスト・スタッフ
クエンティン・タランティーノ監督
作品一覧

1992年 レザボア・ドッグス
1994年 パルプ・フィクション
1997年 ジャッキー・ブラウン
2003年 キル・ビル Vol.1
2004年 キル・ビル Vol.2
2007年 デス・プルーフ in グラインドハウス
2009年 イングロリアス・バスターズ
2012年 ジャンゴ 繋がれざる者 
2015年 ヘイトフル・エイト
2019年 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

パルプフィクション
あらすじ

「レザボアドッグス」のQ・タランティーノによる異色のバイオレンス・アクション。強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。

解説・あらすじ - パルプ・フィクション - 作品 - Yahoo!映画

 

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カンタン動画解説 
※ネタバレあり

主人公が誰なのか分からない映画。

ギャングのボスが落ち目のボクサーに八百長試合で負けるよう指示。プライドを傷つけられたボクサーは相手をぶちのめして試合に勝って、八百長でもらった金を持ったまま逃亡しようとするが、父親の形見の時計を自宅に置いてきてしまったことに気づき、時計を取りに家に戻ったところ、ギャングの手下と鉢合わせしてしまい、手下を殺害。

ボクサーが車で逃亡する途中に、今度はギャングのボスを車で跳ねてしまい、たまたま逃げ込んだリサイクルショップは変態男の隠れ家だった。

店主は2人を監禁し、ゲイの変態男を呼び出し、2人をレイプさせる。ギャングのボスは変態男にレイプされてしまったが、ボクサーの方は逃げ、ギャングのボスを助ける。恩を受けたギャングは八百長でボクサーが裏切った事を水に流すという話。

この話をパーツごとに分け、時系列をぐちゃぐちゃにしてわかりづらくし、最後にすべてがつながる構成。ストーリー自体は面白くはないが、登場人物同士の会話を見せる作品。どちらかと言うと、会話を楽しむための作品に、登場人物それぞれに血なまぐさいエピソードを付け足したと捉えた方が近いかも。

90年代のおしゃれ映画。サブカル系大好きな人が語りたがる作品。

ストーリー ※ネタバレあり

裏切ったチンピラの始末

マーセルス(ヴィング・レイムス)はギャングのボス。彼を裏切った若いチンピラの元にビンセント(ジョン・トラヴォルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)を向かわせ、彼らが横取りしたブツ(金塊か?)を奪い返す。部屋にいるチンピラは3人。3人を射殺し、1人を車に乗せているところ、ビンセントが過って彼を走っている車の中で射殺してしまう。血だらけになり、肉片が飛び散る車内。

2人はジミー(クエンティン・タランティーノ監督のちょい役出演)の家に一旦避難する。そこへマーセルスから派遣されたウルフ(ハーヴェイ・カイテル)の指示のもと、死体を処理する。血だらけになった車は知り合いの産廃業者で処理してもらう。

レストランにて

足がなくなったビンセントとジュールスはタクシーで帰り、途中、レストランで朝食をとることに。運悪く、そこで強盗をしようとする素人強盗のカップル、パンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)に遭遇。チンピラから奪い返したブツ(金塊?)を彼らに渡すわけにいかないジュールスは2人を説得し、誰一人流血することなく、上手くその場を収める。

マーセルスとブッチの関係

ジュールスとヴィンセントはチンピラから回収したブツ(金塊?)を返すため、マーセルスが待つバーへ。バーではマーセルスがボクサーのブッチ(ブルース・ウィリス)に八百長の指示をしていた。

ヴィンセントとミアの夜

翌日の夜、ヴィンセントはマーセルスに妻のミア(ユマ・サーマン)の暇つぶしの相手をするよう指示され、ヴィンセントとミアは60年代の映画をテーマにしたアトラクション系レストランで食事とダンスを楽しむ。ここで2人がツイストを披露するシーンがパルプフィクションで有名なあのシーン。

2人がレストランから自宅に帰ったところ、ヴィンセントのコートのポケットからコカインを見つけたミアがそれを吸ってしまい、泡を吐いて気を失ってしまう。慌てたヴィンセントはコカインの売人の元へミアを運び、売人の家にあった注射をミアの心臓に突き刺したところ、ミアが目を覚まし事なきを得る。ヴィンセントがミアを自宅に送り、2人はこのことはマーセルスに内緒にしておこうと約束をする。

ブッチの八百長試合

ブッチのボクシングの八百長試合の日、ブッチは相手に5ラウンド目で負けるよう指示されていたのを、対戦相手をぶちのめして殺してしまう。窓から逃げ出し、タクシーで恋人ファビアンが待つモーテルに戻るブッチ。

ブッチとヴィンセント

翌朝、ブッチと恋人ファビアンが荷造りをしていたところ、ブッチが大切にしていた父親の形見の時計をファビアンが家に置いてきてしまったことに気づく。

ブッチが家に時計を取りに戻ったところ、マーセルスから指示を受け待ち伏せしていたヴィンセントと鉢合わせるが、ヴィンセントはうっかり銃をキッチンに置いたまま、トイレでう〇こをしており、ヴィンセントの銃を持っていたブッチにヴィンセントはあっけなく射殺されてしまう。

ブッチとマーセルス

ブッチが車で逃げる途中、今度は過ってマーセルスを跳ねてしまう。慌てたブッチがたまたま逃げ込んだリサイクルショップで、戻って来たマーセルスとブッチはもみ合いに。そこの店主が2人を銃で脅し、地下に監禁。店主はゲイの変態男2人を呼び出し、マーセルスとブッチをそれぞれ個室に入れレイプさせようとする。

ブッチは変態男を殴って逃げ、店を出ようするものの、ドアの前で思い直して、店にあった日本刀を持ってマーセルスの救出に向かう。変態男に犯されているマーセルスとそれを見ている店主。ブッチは店主を日本刀で切り、マーセルスを解放。

マーセルスは変態男の股間を撃ち抜き、悶絶する変態男を眺める。そこでブッチとマーセルスは和解。マーセルスはブッチにこのことは口外するな、今すぐロスから出て行けば八百長試合の裏切り行為についてはチャラにすると告げる。ブッチはファビアンの元に戻り、2人はバイクで逃げる。

パルプフィクションの名言
印象に残るセリフ

ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とミア(ユマ・サーマン)のレストランでの会話シーン

<ミア>

こういうの嫌い。気まずい沈黙。
それを避けようとくだらないことをしゃべるのよね?

好きな相手だと違う。
話をせず黙っていても気づまりじゃない。

 

ここで言っているような、どうでもいい会話の様子を見せるのがこの映画の主目的と思われる。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

登場人物たちのどうでもいい会話を「ありそう」と思いながら眺めるための作品。血なまぐさいエピソードはおまけなので、アクシデントとアクシデントの間の登場人物たちのくだらない会話に注目すると楽しめる。何か面白い展開があるのでは?とストーリーを追ってしまうと、がっかりする。

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