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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

ダメなイケメンは結局、愛されちゃう。90年代のおしゃれ映画『バッファロー '66』【ネタバレあり】

バッファロー '66 1998年

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再生時間:109分

バッファロー '66について

ヴィンセント・ギャロが監督、脚本、音楽、主演の4役をこなし話題となった作品。独特のビジュアルやスロー描写など、他に類を見ないエキセントリックな作風に注目。

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 ヴィンセント・ギャロを一躍スターダムに押し上げたラブ・ストーリー。愛を知らないアナーキーな男と、彼に惹かれる女の寡黙な愛を描く。グレーを基調にしたビジュアルや独特のスロー描写など、他に類を見ないアーティスティックな作風が見もの。共演にクリスティーナ・リッチ。5年の刑期を経て出所してきたビリー。仕事で家を離れ、両親に結婚したと偽っていた彼は、実家に戻るため通りすがりの女・レイラを拉致する……。

解説・あらすじ - バッファロー'66 - 作品 - Yahoo!映画 

キャスト・スタッフ
ヴィンセント・ギャロ監督
作品一覧

1998年  バッファロー'66
2003年  ブラウン・バニー

バッファロー '66
あらすじ

5年ぶりに刑務所を出て故郷・バッファローへ帰ろうとするビリーは、両親に嫁を連れて帰るとうそをついてしまう。後に引けなくなったビリーは、ダンススクールでレッスン中だった少女・レイラを拉致。両親の前で妻のふりをするよう彼女を脅迫するが…。

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ストーリーと解説
※ネタバレあり

刑務所生活を送っていたビリー

粗暴な父親と「バッファロー」というアメフトチームの大ファンである母親。子供に無関心なこの2人に育てられたビリー。ある日、ビリーはアメフトの賭け試合で、賭け金もないのにバッファローに1万ドルも賭けて負けてしまう。金を払わなければ父親も母親もひどい目に遭わせると胴元に脅されるビリー。

ビリーに金がないことをわかっている胴元は、ビリーに逮捕された胴元の親友の身代わりになれと脅す。仕方なくビリーは彼の身代わりになり、5年間の刑務所生活を送ることに。

しかし、ビリーは刑務所に入ったことは両親に内緒にしており、政府の仕事で遠くに行っていたと嘘をついている。

ビリーの出所

出所した日、ビリーが母親に電話をかけたところ、話の成り行きでフィアンセを連れて帰ると言ってしまう。フィアンセどころか恋人もいないビリーは、たまたま公衆電話の前を通りがかったレイラを誘拐し、自分の実家に行って妻のふりをするように命令する。

ビリーの実家では上手く立ち振る舞うレイラ。調子に乗って、ビリーとの間に子供が出来たとまで言ってしまう。

ビリーとレイラの時間

両親の家を出てから、2人はボウリング場に。その後、デニーズに立ち寄ったところ、ビリーの高校時代の憧れのマドンナに偶然出会ってしまう。動揺するビリー。2人で1日を過ごしているうちに、レイラはビリーがワルぶっているのは虚勢を張っているだけで、本当は両親思いの心優しい青年であることを知って行く。

ビリーの目的

ビリーには出所後に目的があった。ビリーは自分がアメフトの試合で賭けに負けたのは、それが実は八百長試合で、キッカー・スコットがわざとゴールを外したという噂を刑務所で耳にしており、スコットのせいで自分が刑務所生活を送ることになったと考えたビリーは出所後にスコットに復讐を果たそうと考えていた。スコットが今、街でトップレス・バーを開いていることを知ったビリーは、トップレス・バーに電話をし、スコットが深夜遅くに出勤することを知る。

ビリーとレイラの距離が縮まる

デニーズを出た後、スコットが出勤するまでの時間、モーテルで休むビリー。それについて行くレイラ。モーテルでもレイラはビリーが恥ずかしがり屋で、おそらく女性経験がない?ことを知る。ワルぶっているだけで本当は優しい、モテる男のフリをしているが実は童貞?で、女性とモーテルで2人きりになっても緊張してしまうだけのビリー。彼の本当の姿を知るにつれ、心惹かれていくレイラ。

ビリーがスコットを殺害しに行くためにモーテルの部屋を出る時、レイラは「あなたは世界で一番優しい人。ハンサムだし。愛してる」と告白し、ちゃんと戻って来てほしいとビリーに伝える。

ビリー vs スコット

しかし、スコットの店に向かってしまうビリー。ビリーがスコットを探すと、そこには半裸で首に蝶ネクタイを巻き、ストリッパーを侍らせている禿げた中年男、スコットの姿があった。スコットを殺害し、自分も自殺。自分の墓の前で過ごす両親のことを想像するビリー。そこでイメージ出来たのは、ビリーの墓の前で相変わらず彼に無関心な両親の姿だった。スコットを殺害することがバカバカしくなったビリーは、スコットの店を後にし、レイラの元へ戻ったという話。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

乱暴で感情的で俺様なビリーに最初は腹が立つ。しかし、実はマニュアル車が運転できなかったり、それをバカみたいな理由で誤魔化そうとしたり、自分に無関心な両親に今もなお、愛情を求めようとしている子供っぽいところ、高校時代は冴えなくてストーカーみたいなことをして相手の女子からバカにされていたけど、自分はモテモテだったと虚勢を張ってしまうところ、イケメンなのにおそらく童貞で、女性と一緒にお風呂に入るのを嫌がり、やっと入ったと思ったら下着を着たままだったり、ベッドで女性と一緒に横になると緊張でカチコチになってしまうところ。

イケメンでワルぶっているのに中身は純情青年のような、そんなビリーを女神のような愛情で包み込むレイラ。ダメだけど可愛げのあるイケメンはモテるよね、そりゃ。

ヴィンセント・ギャロが自分で脚本を書いて、主演して、監督して、音楽まで担当した作品。映像がところどころおしゃれで素敵。

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