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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『セブン』は結末は胸糞映画ながら、ストーリー自体はちゃんと腑に落ちる良いどんでん返し映画【ネタバレあり】

セブン 1995年

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再生時間:127分

キャスト・スタッフ
個人的評価

映画の満足度★★★★★

感想・レビュー 

わかりやすい構成。変にひねろうとしていないので、ストーリーが入って来やすい良いサスペンス映画。

最後のどんでん返しゆえ、胸糞映画の部類に入るが、ストーリーそのものは腑に落ちるので、なんだこれ?的なモヤモヤは残らない。安心して観られる、どんでん返し映画。

ブラピは今回はダサいをネクタイした、オツム空っぽの刑事役だが、最後のシーンで魅せてくれる。

ミルズ刑事の妻役グウィネス・パルトローとブラピは「セブン」をきっかけに恋人関係に。のちに婚約、婚約解消。

あらすじ・考察
※ネタバレあり

テーマは「7つの大罪

テーマはキリスト教において罪の根源とされる悪しき感情、欲望などを示す7つの大罪(傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰)。この7つの罪を背負った人間を次々と殺して行く、快楽殺人鬼を描いた作品。

1人目:「暴食」の罪

1人目は「暴食」の罪。家から出られないくらいに太った男性を胃が膨張するまで12時間以上食べさせて殺害。

2人目:「強欲」の罪

2人目は「強欲」の罪。金のためなら何でもする弁護士を殺害。土曜から月曜日の3日間に渡り、ベニスの商人のエピソードを使って、自分で自分の腹肉を切り取らせてて殺害。

3人目:「怠惰」の罪

3人目は「怠惰」の罪。発見される日の1年前から被害者をベッドに拘束し、舌を噛み切らせた。そして日々衰弱していく様子を犯人は写真に撮り、被害者の横に残していた。

警察が彼を発見した時は生きたまま、肌がロウのようになっていた。救急車で彼を運んだものの、医者は被害者は目に光を当てただけでショックで死ぬ、彼にはこれからさらに地獄が待っているだろうと話す。

犯人を追う刑事2人

これらの事件を追うのが、新米刑事ミルズ(ブラッド・ピット)と定年間近のベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)。ミルズには高校時代からの付き合いの妻トレイシー(グウィネス・パルトロー)がいる。ミルズはちょっとバカで、すぐに感情的になるところがある。そしてそれを犯人に見抜かれ、利用されることになる。

犯人にたどり着くサマセット刑事

ベテラン刑事サマセットはこれらの殺人が7つの大罪に基づいて行われていることに気づき、FBIの知り合いにこっそり頼んで、違法に7つの大罪に関する本を図書館で借りている人物を割り出す。

そこで犯人候補に挙がったのはジョン・ドゥ(ケビン・スぺイシー)。早速、ミルズとサマセットがジョンの家を訪ねたところ、ちょうど家に帰って来たジョンはいきなりミルズとサマセットに発砲する。ジョンを追うミルズ。

建物の外でミルズは待ち伏せていたジョンに頭を蹴られ、倒れてしまう。そこへジョンがやって来て、ミルズの頭に拳銃を突き付けるが、ジョンはミルズを殺さずに立ち去る。

犯人ジョンの部屋

ジョンの部屋を調べようとするミルズを止めるサマセット。自分たちがジョンにたどり着いたのはFBIの知人から違法に入手したリストのため、ジョンの部屋に入ることはできないとミルズを説得する。しかし、感情的なミルズは隙を見てジョンの部屋を蹴破り、強引に捜査を始めてしまう。そして、ジョンの部屋には過去の殺人事件の証拠品の数々が残されていた。

ジョンにたどり着いた理由を同僚たちに説明するため、ミルズはジャンキーの女に金を渡し、いつも殺人事件があるたびにジョンが出かけているので怪しいと思ってサマセット刑事に連絡したと言わせた。

4人目:「怠惰」の罪

その後、4人目の被害者である娼婦が殺される。彼女の罪は「色欲」。ジョンは独身の男を捕まえて、彼に自分がオーダーしたSMコスチュームを着せた。そのコスチュームの股間にはナイフがついている。それをつけて、娼婦を犯せと命じたと言う。その男は口の中に銃を突っ込まれて仕方なく、そのコスチュームにつけられたナイフで娼婦を殺してしまったと話す。

5人目:「高慢」の罪

5人目の被害者は美しい女性。ジョンは彼女の鼻をそぎ、顔を傷つけ、手当をした。そして、彼女の片手に睡眠薬、片手に電話を持たせた。電話をすれば醜い顔で生きられる、嫌なら睡眠薬を飲んで自殺しろと言う意味。そして、彼女は死を選んだ。彼女の罪は「高慢」。

犯人ジョン、自ら出頭

現場検証を追え、警察署に戻るミルズとサマセット。ロビーでは犯人ジョンが待っており、「ミルズ刑事!」と叫ぶ。自ら逮捕されに来たジョン。しかし、まだ7つの大罪殺人は完成していない。残りは「嫉妬」と「怒り」。

犯人ジョンの計画

ジョンは弁護士を呼ぶように言う。警察署にやって来たジョンの弁護士は、ジョンがあと2人の死体を隠している、今日の6時にミルズ刑事とサマセット刑事2人だけなら、2人を死体の場所に案内すると言っていると刑事たちに話す。

ジョンの提案を飲み、車にジョンを乗せ、ジョンが指定する荒野へと向かうミルズとサマセット。

6人目:「嫉妬」の罪

ジョンが指定した場所で車を止め、3人は車から出る。そこへ、配送業者の車がやって来る。ジョンとミルズ刑事を残し、配達車の方に向かうサマセット。

そして、サマセットは配達員から、ミルズ宛てだというダンボールを受け取る。サマセットが箱を開けると、中にはミルズの妻トレイシーの首が入っていた。

そのまま、ジョンとミルズの元へ戻るサマセット。サマセットの様子を見ながら、ジョンはミルズに妻トレイシーの話をする。ジョンが自分の妻を殺したのではと気づいたミルズに、ジョンは「君の平凡な暮らしを妬んだ私も罪人だ」と言う。

ジョンとミルズの元に走って戻って来るサマセット。サマセットに箱の中に何が入っていたんだ!と問い詰めるミルズ。サマセットは答えない。

ミルズに自分を撃たせようとするジョン。ジョンはミルズに「彼女は命乞いをしたよ。妊娠してるんだってな」と言ってミルズを煽る。それを聞いたサマセットがジョンを殴る。彼女の妊娠を知らなかったミルズは呆然とする。

怒りでジョンを殺そうとするミルズ。サマセットは「こいつを殺したら、こいつの勝ちだ」と言ってミルズを止めようとするが、結局ミルズはジョンを撃ち殺してしまう。

ジョンは自らをミルズに殺させることで、6つ目の大罪「嫉妬」による罰を受けた殺人を完成させる。

7人目:「怒り」の罪

「怒り」に駆られてジョンを殺した刑事ミルズも7つ目の大罪「怒り」による罰を背負うことになる。すべてはジョンの計画通り、7つの大罪を犯した人間に罰が下ったこととなった。

セブン
解説

キリスト教の“七つの大罪”になぞらえた奇怪な連続殺人事件を追う二人の刑事を描いたサイコ・サスペンスで、アメリカ・日本ともに大ヒットを記録した。凝りに凝ったオープニングが象徴するように、デヴィッド・フィンチャーのスタイリッシュな画造りと、ブラッド・ピットモーガン・フリーマンの渋い演技が光る一編。

解説・あらすじ - セブン - 作品 - Yahoo!映画

デヴィッド・フィンチャー 監督
作品一覧

1992年 エイリアン3
1995年 セブン
1997年 ゲーム
1999年 ファイト・クラブ
2002年 パニック・ルーム
2007年 ゾディアック
2008年 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2010年 ソーシャル・ネットワーク
2011年 ドラゴン・タトゥーの女
2014年 ゴーン・ガール

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