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映画『ジャッジ 裁かれる判事』は父と息子の愛憎劇、でも結局は和解する親子愛の映画

ジャッジ 裁かれる判事

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再生時間:141分

ジャッジ 裁かれる判事
解説

 ロバート・ダウニー・Jrとオスカー俳優ロバート・デュヴァルが初めて共演した法廷サスペンス。人々からの信望の厚い判事でありながら殺人容疑を掛けられた父と、その弁護を引き受けることになった絶縁状態の息子が、互いに反目しながらも裁判に挑むさまを描く。監督は『シャンハイ・ナイト』などのデヴィッド・ドブキン。法廷で主人公と対峙(たいじ)する検事をビリー・ボブ・ソーントンが熱演するほか、ヴェラ・ファーミガヴィンセント・ドノフリオら実力派が脇を固める。

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キャスト・スタッフ
ジャッジ 裁かれる判事
公式サイト

映画『ジャッジ 裁かれる判事』オフィシャルサイト

 

ジャッジ 裁かれる判事
あらすじ

ハリウッドの名優2人が演技バトルを繰り広げる法廷サスペンス
金で動くやり手弁護士のハンクにとって、弁護士史上最高難度の事件が舞い込んだ。人々から絶大な信頼を寄せられる判事・パーマーが、殺人事件の容疑者として逮捕されたのだ。しかもパーマーは、ハンクが最も苦手とする絶縁状態の父親だった。

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ジャッジ 裁かれる判事
主な登場人物

ハンク(ロバート・ダウニー・Jr)
勝つためなら手段を選ばないタイプの弁護士。金持ち。次男。

グレン(ヴィンセント・ドノフリオ
長男。自動車工場で働いている。高校生までは野球の有力選手で強いチームからスカウトもあったが、ハンクが運転する車で交通事故に遭い、手をケガして野球を断念。妻と息子2人で実家の近くに住んでいる。

デイル(ジェレミー・ストロング)
三男。知的障害あり。何でもフィルムカメラで撮影するのが趣味。

ジョセフ(ロバート・デュヴァル
三人の息子の父親。インディアナ州にある街に住む判事。息子たちには厳格な父親。

主なストーリー・考察
※ネタバレあり

父ジョセフが逮捕される
ハンクの母親が心筋梗塞で急に亡くなり、久々に故郷のインディアナ州にある実家に帰るハンク。父とは仲が悪い。母親の葬儀を終え、帰りの飛行機で兄グレンから父ジョセフが逮捕されたと連絡が入り、ハンクは実家に舞い戻る。

ジョセフが逮捕された理由は、ひき逃げの容疑。ジョセフの車からは血痕が見つかり、被害者の血と一致。被害者はマーク・ブラックウェル。マークは、20年前にジョセフが判事を務めた事件で有罪となり、20年服役後に出所したばかりだった。

マーク・ブラックウェルの事件
マーク・ブラックウェルは長男グレンの同級生で、当時16歳の少女ホープと付き合っていた。交際6ヶ月でホープの家に行き、窓の外から銃を乱射。

裁判でマークは判事だったジョセフに「酔っていた。二度としません。本気じゃなかった」と泣いて訴えたため、ジョセフはそれを信じ、たった30日の刑の温情判決を出した。しかし出所したマークはホープを池で溺死させた。今度は20年の刑に。

ジョセフの弁護士選び
ジョセフは高い料金を取り、手段を選ばずに戦うタイプのハンクを自分の弁護士にしたがらず、地元の正直者の弁護士を雇うと言う。

その弁護士は三流大学の出で経験も豊富ではない。裁判前に裁判所前でゲロ吐いちゃうようなタイプ。

ハンクは裁判にならないよう予審で不起訴を狙いたいが、ボンクラ弁護士の出来が悪く、結局裁判になってしまう。ボンクラ弁護士は弁護士を下りると言い、ハンクがメインの弁護士になりボンクラ弁護士は助手になった。

ジョセフのガン
ハンクは三男デイルからジョセフが水曜日に医者と湖畔の家でチェスをしていると聞く。ハンクが医者嫌いのジョセフが医者とチェスをするはずがないとデイルに言うと、デイルは自分が撮影したフィルムを見せる。そこには医者とチェスをするジョセフの姿と点滴と注射が映っていた。

ジョセフは結腸癌でステージ4。手術はもうできない状態で、化学療法を受けていた。ハンクは化学療法の副作用による記憶障害で同情を買おうと言うが、ジョセフは自分が出した判決の信頼性が揺らぐことを心配し、それに反対する。そして「これは事故だ。法的には何の問題もないはず。(記憶障害を主張しなくても)負けるわけない」とハンクに言う。

ここでも有効な手段を使って、確実に勝ちに行きたいハンクと、自分が有罪になることよりも、自分のこれまでの仕事の信頼性に傷がつくことの方を恐れる父親の違いが浮き彫りになる。

事件当日について
ジョセフはマークとコンビニで偶然会い、マークは自転車で去り、ジョセフは逆方向に車を出した。しかし、ジョセフは水車まで行ったところで洪水のため引き返し、事故現場である州道に向かったと話している。

しかし、コンビニの防犯カメラによると、ジョセフはマークとは逆方向に走り出してから、水車まで行っていたら9分かかるはずのところを、4分45秒後にコンビニ前に戻っていた。これにより、洪水のため道を引き返して、マークと同じ道路にたまたま行っただけというジョセフの主張は嘘ということになってしまった。

 

裁判にて
証言台に立つジョセフ。ジョセフは人を轢いた覚えはない。しかし検察の「彼を故意に殺したと思いますか?」との質問には「yes」と答える。

ジョセフはコンビニでマークと会った時に、マークに「奥さん死んだんだってな。ホープの墓と近いようだな。両方の墓に行って、小便してやるよ」と言われていた。

これにより、ジョセフに殺意があったように陪審員に受け取られるのを回避するため、ハンクはガンの化学療法の副作用による記憶障害の可能性を主張する。

しかし、記憶障害のことに触れられたくないジョセフは興奮して、ハンクと証言台で言い争いを始めてしまう。しかし、ハンクはジョセフの記憶障害を証明するため、廷吏を呼び、20年間共に過ごしてきた廷吏の名前をジョセフが忘れてしまっていることを陪審員に見せ、ジョセフの記憶障害をアピールした。

判決
ジョセフは第1級殺人罪(計画的な殺人)では無罪、より軽い故殺(一時の感情による殺人)では有罪。4年の懲役となる。

ハンクとジョセフの確執
ハンクはジョセフが自分が担当した裁判の被告人たちには優しく接していたこともあるのに、17歳のハンクがに交通事故を起こしたときは、検察は社会奉仕を勧めたにもかかわらず、判事であるジョセフはハンクを少年院送りにした。

他人の子には優しいのに、自分には厳しいジョセフに不満を持ち続けているハンク。また、自分が法科大学を首席で卒業した時も、卒業式にジョセフが卒業式に来てくれなかったことをいまだに根に持っている。自分は父親に愛されていないと感じているハンク。

なぜジョセフはマークに温情判決を出したのか?
最初にマークがホープの家で銃を乱射した時に、普通なら半年か1年の刑期となるところを30日の温情判決をした。証言台でハンクがジョセフにその理由を尋ねると、彼の強情で反抗的な態度が自分の息子であるハンクとダブってしまい、泣いている彼を見て彼を助けてやりたい、抱きしめてやりたい、道を誤ったのなら、手を差し伸べたいと思ったと答える。

恩赦とジョセフの最期
7ヶ月後、恩赦によりジョセフは釈放され、ハンクはジョセフと釣りに行く。2人で昔話をしながら、ジョセフは「自分史上、最高の弁護士はお前だ」と言い、泣きそうになるハンク。そして、その場でハンクは息を引き取った。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

いやー、いろんな話が出てくる映画。上に書いたストーリー以外にもハンクの元カノが出てきて、娘は俺の子なんじゃねーかとか、ハンクは妻と離婚する予定で、娘をどうするかとか、家ではジョセフが薬の副作用で妄想で騒いじゃったり、結腸癌だからう〇こ漏らしちゃって、ジョセフがそれを介助したりと、いろいろ盛り込みすぎ感あり。

父親に愛されていないと思っているハンクだったが、父親はちゃんと愛していたよという話が主で、ジョセフの裁判は副。

ジョセフは結局、マーク殺害については殺意はあって、ただ薬の副作用で轢いたこと自体は記憶がない。マークに殺意を持ったのは、自分が温情判決を出したがために、ホープを死なせてしまったことを後悔し、自らマークに復讐したのか、単にコンビニで悪態つかれてイライラがおさまらず、ゴンと当ててしまったのかはよく分からずじまい。

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