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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

映画『ココ・アヴァン・シャネル』はファッションで女性を解放したココ・シャネルの人生を描いた作品【ネタバレあり】

ココ・アヴァン・シャネル 2009年

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再生時間:110分 

もし翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんなことでもしなさい
田舎のナイトクラブからパリへ、そして世界へ――
コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が、世界のシャネルになるまでの物語。

その小さな少女は、フランスの田舎にある孤児院に姉と一緒に入れられて、毎週日曜、決して来ることのない父親の迎えをひたすら待ち続けた。

ナイトクラブの歌手になり、酔った兵士を相手にか細い声で歌い――
つつましいお針子として、田舎の仕立屋の奥でスカートのすそを縫う日々。
この小柄な若い愛人にエティエンヌ・バルサンが与えたのは、退屈で退廃的な暮らしと安全な隠れ家。

恋に落ちた彼女。その想いに報いてくれたボーイ・カペルとの結婚さえかなわず、自分が生涯、誰の妻にもならないことを知っていた。

反骨精神の持ち主。自分が生きる時代のしきたりを息苦しく感じた彼女が身にまとってみせたのは、男性たちの服。

これは、ココ・シャネルの物語である。固い意志を秘めた孤児だった彼女は、並みの人間には想像できないような体験を重ねながら、やがて伝説のファッション・デザイナーとなる。その姿はまさに現代女性そのものであり、成功、自由、そしてスタイルの、時代を超えた象徴であった。

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あらすじ
※ネタバレあり

シャネルが創設された20世紀前半はまだ女性はコルセットで体を締め付け、ひらひらの布の塊のようなドレスと、ド派手な飾りのついた帽子に身を包むファッションが主流だった時代。

愛人バルザンの邸宅に押しかけ、居座っていた頃のココ・シャネルはそんなファッションに反発するかのように、男物の服を着ていた。男に媚びない、不機嫌な時は堂々と不機嫌になる、自分を曲げない性格のココ。

孤児でナイトクラブの歌手出身で変わり者のココをバルザンは上流階級との付き合いには同席させなかった。

屋敷から早く追い出そうとするバルザンを上手くかわして、バルザン邸に居座るココも相当図太い。しかし、彼女の発言は他人と違っていて面白いので、バルザンもココに乗馬を教えたりして過ごし、徐々にココはバルザンにとってなくてはならない人になる。

そんな中、英国人の実業家ボーイがココに恋をし、2人は恋に落ちる。しかし、爵位のないボーイは富裕層の令嬢との財産目当ての結婚が決まっていた。

それをバルザンから聞かされたココはボーイに「私は誰とも結婚する気はないわ」と宣言する。そして自分の父が浮気性で母は亡き暮らし、ある時ベッドの中でなくなっていた話をし「妻より愛人の方がマシよ」と言う。

ココは元から働くことを希望しており、富と名声を得るためにパリへ行くと宣言する。

資金は今後も愛人関係が続くことになるボーイが用意してくれた。パリに越して、ココは帽子作りに没頭する。

当時は斬新だったココが作る黒い帽子はすぐに評判となり、店は大人気に。ボーイはココに「おもちゃを与えたつもりが、自由を与えたか」と言って笑う。仕事で成功することで、いつの間にか対等な関係になっている2人。

仕事もボーイとの関係も順調だった中、ボーイが交通事故で死んでしまう。その後、ココは帽子だけでなく、服作りも始め、ジャージ素材を使ったワンピースやシャネル・スーツを作り上げて行った。

ココは生涯結婚はせず、87歳で亡くなるまで仕事をつづけた。

個人的評価

映画の満足度★★★★☆

ココがバルザン邸にいる時期のシーンが長すぎるが、ココがパリに移ってから、くわえたばこで帽子や服を作るシーンが素敵。

何もない状態から上手いことパトロンを捕まえて資金を手に入れ、自分のビジネスを成功させる。女性が働いていることが珍しいというか、ほとんどいない?20世紀前半にこれをやってしまったのだから、本当にすごい。

コルセットでぎちぎちにウエストを絞り、ココ曰く「泥をかき集めているだけ」と言う布の塊のようなロングドレスに、大きな飾りのついた帽子をかぶるスタイルから、飾りを取り払って、シンプルな黒いドレスを世に広め、ファッションで女性を解放した革命家とも言える。

ボーイとココが旅行先の舞踏会で、一人だけ黒いドレスを着て踊るココのシーンは印象的。

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ココ・アヴァン・シャネル
解説

伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。監督は『ドライ・クリーニング』のアンヌ・フォンテーヌ。孤児として育ちながら、後にファッションを通して女性たちの解放をうたう存在へと成長するココ・シャネルを『アメリ』のオドレイ・トトゥ、彼女の生涯の思い人を『GOAL! ゴール!』のアレッサンドロ・ニヴォラが演じる。想像を絶する体験を重ね、やがて伝説となるヒロインの生き様に注目だ。

解説・あらすじ - ココ・アヴァン・シャネル - 作品 - Yahoo!映画

キャスト・スタッフ
アンヌ・フォンテーヌ監督
作品一覧

1995年 おとぼけオーギュスタン
1997年 ドライ・クリーニング
1999年 オーギュスタン 恋々風塵
2003年 恍惚
2009年 ココ・アヴァン・シャネル
2013年 美しい絵の崩壊
2016年 夜明けの祈り

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