Movies & Books

【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

ブラッド・ピットが粗野で下品な連続殺人鬼に。映画『カリフォルニア』はワイルドなブラピを鑑賞するためだけの映画【ネタバレあり】

カリフォルニア 1993年

http://imgc.nxtv.jp/img/info/titspot/00030/SID0030041_fwxga.png

再生時間:118分

 

あらすじ
※ネタバレあり

プラッド・ピットが粗野で不潔で下品なホワイト・トラッシュ(白人の低所得者層)の連続殺人鬼役を演じた映画。あるカップルがガソリン代節約のために、同乗してくれるカップルを募ったところ、男が殺人鬼だった!というストーリー。

また、この映画で共演しているブラピとジュリエット・ルイスは当時恋人同士だった。

殺人現場ツアー計画

ライターのブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と写真家のキャリー(ミシェル・フォーブス)は恋人同士。ある日2人でカリフォルニアに行こうと言う話になり、殺人鬼の記事を書いているブライアンはカリフォルニアに行く途中で、実際に起きた猟奇的な殺人事件の現場を回りながら、カリフォルニアに向かう旅を計画する。

ブライアンはガソリン代を節約するため、街の掲示板で「1週間の殺人現場ツアー、同乗者求む」と貼り紙をして、同乗者を募った。そこに応募してきたのが刑務所帰りで保護観察中のアーリー(ブラッド・ピット)とウェイトレスのアデール(ジュリエット・ルイス)。

初めてアーリーとアデールを見たブライアンとキャリーは身なりのひどさに驚くものの、2人を車に乗せて出発。キャリーは最初から、下品なアーリーに良い印象を持っていない。キャリーはアデールと話をするうちに、アーリーがアデールに暴力をふるっていること、支配的なふるまいをしていることを知る。

アデールのトラウマ

アデールは13歳の時に3人の男の子にレイプされ、その後ひどい暴行を受け、4か月入院した過去がある。なぜ、暴力を振るわれながらもアデールが乱暴なアーリーと一緒にいるかと言うと、アーリーと一緒にいれば2度とあんな目に遭うことはないからとキャリーに話す。

アーリーの殺人遍歴

アーリーはこの旅の出発前に住んでいたトレーラーの大家を殺害、旅の途中で立ち寄ったガソリンスタンドでもトイレで強盗殺人をしながら、何食わぬ顔で旅を続けている。

旅が進むにつれ、徐々に明らかになるアーリーの暴力性。キャリーがブライアンにアーリーを車から降ろすよう言ったことから、とうとうキャリーとブライアンの前でも殺人が始まってしまう。

始めはガソリンスタンドの店員。その後、警察官2人。立ち寄った原子力の研究者の老人…と。

アーリー、アデールを殺害

最初は現実を見ないことにしようとしていたアデールだが、自分が逃がした研究者の老婦人を探して殺そうとしたアーリーをサボテンで殴り「私は愛していたのに。あなたは悪い人」とアーリーにキレる。そして、アーリーはアデールを殺害。

アーリーは「新しい女が必要だ」と言って、キャリーにアデールの服を着せ、ブライアンを研究者の家に拘束したまま、キャリーを連れ去る。

アーリー vs ブライアン

キャリーを連れて原子力研究者の家を発ったアーリーは、原発実験により汚染された立ち入り禁止区域にある家の中にキャリーを連れて入る。キャリーは隙を見て、ガラスの破片を拾い、タイミングを狙って、アーリーの腹を刺す。それでも死なないアーリー。キャリーはアーリーが殺害した警察官から奪った手錠を掛けられて、ベッドに繋がれてしまう。

その頃、ブライアンも2人を追って、キャリーが拘束されている家の前までやって来たが、車が転倒し、意識を失っていた。

しかし、翌朝、目を覚ましたブライアンは、アーリーが玄関を出たところでアーリーの顔をスコップで殴る。キャリーを救出しようとするブライアン。しかし、また起き上がったアーリーはブライアンを襲う。

その後、ブライアンとアーリーがもみ合いに。アーリーはブライアンに「なぜ殺人を続けるか?って。快感なんだよ」と言う。殺されそうになったブライアンをキャリーが助け、結局、ブライアンがアーリーを銃で撃ち、アーリー死亡。

その後

ブライアンとキャリーは新しい海辺の家に引っ越し、新しい生活を始めている。ブライアンは自分が遭った事件と、自分がアーリーを殺害した経験を活かし、執筆活動を勧めている。

まとめ 

殺人鬼をテーマに執筆しようとしたライターが偶然にも殺人鬼と共に旅をすることになり、殺人鬼の行動、考え等を知る機会を得、また、生まれて初めて殺人を目のあたりにし、そして自分もアーリーを正当防衛で殺害することになると言う、急に自分も当事者になってしまったよと言う話。ブ

ライアンはライターとして、普通の人と殺人鬼の違いは、殺人鬼は後悔することがなく、良心の呵責が欠如していることだと結論づける。

個人的評価

映画の満足度★☆☆☆☆

感想・レビュー

ワイルドなブラピが観られる、それだけの映画。貧困層で育ち、おそらく父親はKKKメンバー?(キャリーが撮った写真の中にあった白い布をかぶった人を見て「俺の父親」と言うシーンがある)、典型的な労働者階級の出身であるアーリーが、何の悪気もなく行き当たりばったりで殺人を犯して行く様子を描いた作品。

彼自身の生い立ちや考えはほとんど描かれておらず、彼には人を殺すことに全く良心の呵責はないし、むしろそれが快感で、夜に思い出してはほくそ笑むんだってさーというお話。

殺人鬼なのにブライアンとキャリーはなぜ殺さなかったのかと言うこともあまり描かれていない。アデールは友達がいない云々を何度か言っていたが、アーリー自身は友達を欲しがっている様子はなかったし。

作品の主旨ははっきりしない、というか大してない?のかもしれない。なので、やはりイケメン鑑賞用映画ってことでいいかと。

カリフォルニア
解説

連統殺人を研究している若者が恋人と憧れの地″カリフォルニア″に向かう途中で本物の殺人犯を便乗させてしまう地獄のロード・ムービー。原題の頭文字のKはKiller(殺人者)にかけている。製作会社は、それまで主にミュージック・ビデオやCM界で活躍していたスティーヴ・ゴリン、シガージョン・サイヴァットソンらプロデユーサーと監督のドミニク・セナらが共同でハリウッドを本拠地に設立したプロパガンダ・フィルムズで、これまでに「もういちど殺して」「ワイルド・アット・ハート」などを製作している。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジム・カウフとリン・ビグロー。監督はこれが長編デビュー作となるドミニク・セナ。脚本はティム・メトカーフ、撮影はボージャン・バゼリ、音楽はカーター・バーウェル、編集はマーティン・ハンターがそれぞれ担当。出演は、実生活でも恋人同士であった「テルマ&ルイーズ」のブラッド・ピットと「夫たち、妻たち」のジュリエット・ルイス

 カリフォルニア(1993) : 作品情報 - 映画.com

キャスト・スタッフ
ドミニク・セナ監督
作品一覧

1993年 カリフォルニア
2000年 60セカンズ
2001年 ソードフィッシュ
2009年 ホワイトアウト
2011年 デビルクエス

video.unext.jp