Movies & Books

【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

セクシャルも血縁も渋滞。新しい家族の姿を描く映画『オール・アバウト・マイ・マザー』【ネタバレあり】

オール・アバウト・マイ・マザー 1998年

 

http://imgc.nxtv.jp/img/info/titspot/00030/SID0030967_fwxga.png

再生時間:101分

オール・アバウト・マイ・マザーについて

  ヨーロッパの巨匠ペドロ・アルモドバル監督による感動ドラマ。最愛の息子を事故で失ってしまった母親の、死を乗り越える魂の軌跡を描く。99年度アカデミー賞、最優秀外国語映画賞受賞。17年前に別れた夫に関して息子から問われた母マヌエラ。長い間隠していた夫の秘密を話そうと覚悟を決めた矢先、彼女は息子を事故で失ってしまう。息子が残した父への想いを伝えるため、マヌエラはかつて青春を過ごしたバルセロナへと旅立つ。

解説・あらすじ - オール・アバウト・マイ・マザー - 作品 - Yahoo!映画 

キャスト・スタッフ
受賞について
ペドロ・アルモドバル監督
作品一覧

1983年  バチ当たり修道院の最期
1984年  グロリアの憂鬱
1986年  マタドール〈闘牛士〉炎のレクイエム
1987年  欲望の法則
1988年  神経衰弱ぎりぎりの女たち
1990年  アタメ
1991年  ハイヒール
1993年  キカ
1995年  私の秘密の花
1997年  ライブ・フレッシュ
1999年  オール・アバウト・マイ・マザー
2002年  トーク・トゥ・ハー
2004年  バッド・エデュケーション
2006年  ボルベール〈帰郷〉
2009年  抱擁のかけら
2011年  私が、生きる肌
2013年  アイム・ソー・エキサイテッド!
2014年  人生スイッチ
2016年  ジュリエッタ
2019年  ペイン・アンド・グローリー

オール・アバウト・マイ・マザー
あらすじ

 事故で息子を失ったシングルマザーの力強い生きざまを描いた人間ドラマ
昔アマチュア劇団の女優だったマヌエラは、 ある日最愛の一人息子を自動車事故で亡くしてしまう。息子の死を別れた夫に知らせようとバルセロナへ来たマヌエラは、ひょんなことからある職を得る。 同時に、妊娠したシスター・ロサと同居を始めて…。

「オール・アバウト・マイ・マザー」(洋画 / 1998年)の動画視聴・あらすじ | U-NEXT

video.unext.jp

ストーリー
※ネタバレあり

マヌエラと夫との出会い、結婚
マチュア劇団に所属していたマヌエラは同じ劇団に所属していたアグラード(アントニア・サン・フアン)と結婚。1年後、2人でパリに仕事をしに行くが、アグラードはバルセロナでバーを開くと言って先に帰国してしまう。2年後、アグラードと再会すると彼は豊胸手術をしてオネエになり、売春婦をしていた。そのまま、なりゆきで共に売春婦をするマヌエラ。彼とアグラードと共に豊胸手術をしたロラ(トニ・カント)と3人は友人関係となる。しかし、マヌエラはロラの子供を妊娠してしまい、マヌエラは何も告げず、バルセロナを去り、マドリードへ。

マドリードでの生活
マドリードで移植コーディネーターをしながら、息子を育てているマヌエラ。息子の17歳の誕生日に「欲望という名の電車」の演劇を観に行き、主演女優のサインをもらおうと雨の中、劇場の裏口で母親と共に出待ちをしていたが、主演女優はさっとタクシーに乗って去って行ってしまう。タクシーを追いかけた息子が別の車にはねられてしまい、病院に運ばれたが死亡。息子の死亡確認後すぐに、マヌエラは移植の書類にサインを求められ、息子の心臓は別の人の元へ。

バルセロナへ戻るマヌエラ
息子の父親ロラに息子の死を知らせるため、仕事を辞めてバルセロナに向かうマヌエラ。売春婦たちが集まる「野原」と呼ばれる場所に行くと、元夫のアグラードに18年ぶりに会うことが出来た。ロラはマヌエラが去った後、アグラードの家からお金や所持品を盗み、消えてしまったとのこと。アグラードとマヌエラは2人でシスター・ロサ(ペネロペ・クルス)のところへ行き、職探しの相談をする。

ウマとの出会い
マヌエラは息子が死んだ日、息子がサインをもらえなかった女優ウマ(マリサ・パレデス)の演劇がバルセロナで行われていることを知り、劇場へ観に行く。マヌエラがウマの楽屋を訪ねると、ウマの付き人兼女優のニナが一人で先に帰ってしまったため、ウマに車で家まで送るよう頼まれてしまう。途中、ニナを見つけ、マヌエラが声をかけたところ、ニナはさっさと車に乗って、マヌエラのバッグを車に乗せたまま走り去ってしまう。

翌日、マヌエラがバックを返してもらいにウマの楽屋を訪ねると、ウマに付き人にならないかと誘われ、そのままマヌエラは彼女の付き人となる。

ある日、ドラッグ中毒のニナが劇場に来なかったため、過去にアマチュア劇団で活動していたマヌエラが急遽代役を務める。しかし、翌日現れたニナに悪態をつかれ、マヌエラはウマの元を去る。

シスター・ロサの妊娠
マヌエラの職探しに協力していたシスター・ロサが妊娠していることが発覚。相手は4か月前に麻薬の禁断症状から抜けるため、シスターが働く施設にやって来ていたロラだと言う。ロラはマヌエラの息子の父親でもあり、アグラードのお金を盗んで逃げた男。

そのことは告げずに、ロサの病院に付き添うマヌエラ。ロサが妊娠の検査と一緒にHIVの検査もしたところ、陽性であることが判明。母親と不仲のロサはマヌエラの家に身を寄せることになる。

ウマとアグラードの出会い
マヌエラとシスター・ロサが外出から帰ってきたところ、ウマが家の前で待っていた。ウマはマヌエラに付き人に戻ってほしいと言う。そこへ、たまたまアグラードが訪ねて来る。マヌエラはシスター・ロサの世話があることを理由に、半ば強引にアグラードをウマの付き人に推薦する。持前の明るさでアグラードはニナとも仲良くなり、アグラードはウマの元で働くことになる。

シスター・ロサの出産
出産前、シスター・ロサは自分に何かあったらすべてを子供に話してほしいとマヌエラに頼む。また、マヌエラの子供の父親がロラだと言うことも分かっていたとマヌエラに告げる。ロサは子供は無事に出産したものの、シスター・ロサは死亡。生まれた子供もHIV陽性だった。

ロサのお葬式の日、遠くから様子を眺める、ロサの子供の父親ロラを見つけたマヌエラ。エイズにより余命いくばくもないロラは自分の息子に会いに来たと言う。因みにロラはイケメンオネエ。マヌエラは実は自分も17年前にロラの息子を出産していて、その息子は事故死してしまったことをロラに伝える。

マヌエラの子育て
シスター・ロサの子供の面倒を見るため、マヌエラはロサの両親の家に料理人として働き始める。しかし、子供のHIVが自分にうつるのではないかと心配するロサの母親。マヌエラはウマとアグラードにメッセージを残し、ロサの子供を連れて姿を消す。

2年後
ロサの子供がHIVウィルスを抑制したので研究対象にしたいと医療機関から依頼があり、再びバルセロナに戻るマヌエラ。子供の父親であるオネエのロラは、既に死亡していた。マヌエラはロサの母親とも和解し、ウマとアグラードとの再会を喜ぶ。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

周りの状況に流されながらも、強靭な母性で子供、そしてその異母兄弟まで育ててしまうマヌエラ。オネエでイケメン、バイセクシャルなロラによって人生が変化してしまった女性マヌエラとシスター・ロサ。シスターなのにオネエの子供を妊娠するって何?と思うが、どうやらそういうことらしい。

マヌエラとアグラードとの奇妙な友情関係。男が全然出てこない映画でもある。出てくるのは女性とオネエだけ。女同士?で何とか上手く人生を回して行く話。

video.unext.jp